講談社漫画文庫 小説 金田一少年の事件簿（４） 鬼火島殺人事件

著者名：天樹征丸【／】/さとうふみや【】

講談社（2013/02発売）

• ISBN：9784063708943

内容説明

予備校の夏合宿の手伝いのため，房総の不知火島を訪れた金田一一と美雪。”鬼火島”と呼ばれるこの島で、二人は深夜に始まった肝試しに参加することに。そこで一は、恐ろしい光景を目撃してしまう！　島の屋敷の一室。鍵穴の奥で、凄惨な殺人の現場を確かに見た一。しかし扉を開けると犯人も、そして死体までもが姿を消してしまっていた。午前零時―”鬼火島”と呼ばれる呪われた島を、悪霊が新たな生贄を求めてさまよう……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[レモン]

前作『電脳山荘殺人事件』に並ぶほど好きな作品。初読時は小学生ながら頑張って推理して犯人を当ててやると意気込んで読むも、難しすぎて歯が立たなかった。大人になってから読んでいても無理だろう。首吊りトリックはかなりの重労働と思うが、実際に可能なのだろうか。第１の事件での死体消失トリックより、首吊りトリックのインパクトが強く、印象に残っている。金田一少年シリーズらしく、犯人の動機がやるせなく悲しい。そういえば１人目の犠牲者はどこへ行ったの？

2024/08/10

[coco夏ko10角]

小説金田一少年の事件簿の中でも状況が特に好みでワクワクだった一冊。トリック思いつかなかった～、あんまり重要だと思わなかった場面ちゃんと伏線だったんだな。今作も面白かった。

2016/10/01

[Minnie]

【夏のミステリ①】夏に読みたいミステリをリストアップしていて急に思い出して。マガジンノベルス版は持ってますが何となく文庫で。97年当時リアルタイムで読んだハズ…が全部忘れてました（笑）こんなに読みやすかったんだ〜っとまず驚く（笑）漫画本編もそうだけど、動機が少年少女にも理解しやすくなってます。全体的にアッサリに感じてしまうけど、『金田一少年』なこの雰囲気が世代的にそれだけで楽しい♬最近は何だか近代化した気がして（笑）初期のエピソードが好きなので《孤島で嵐》いいなぁ。他のタイトルも忘れてるので再読したいな。

2014/07/09

[千木良]

初読のはずなのに既読感を覚えるのは、あくまで“金田一少年の事件簿”だからだろうか。解答編の前には“読者への挑戦状”も用意されています。復刊とはいえ、解説なり現時点でのあとがきなりが収録されていると嬉しかったのですが。

2013/07/21

[Holmes]

「金田一少年の事件簿N」でドラマ化なってたやつ！ちなみに、山田涼介！！(私は堂本剛派) 表紙の犯人が長袖を着ていることと、目が赤いことをカラーで見て初めて知りました。 「水曜日のダウンタウン」でミスターSASUKEの山田勝己がこのトリックは出来るのか！！みたいな企画でやっててめちゃくちゃ笑った覚えあるなぁ。良かったら見て見てください！

2018/11/20