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内容説明
高校の元クラスメートが住む村を訪れた金田一一と美雪。その村では毎年夏に「雷祭」という祭りが催されるという。夏空に轟く雷鳴が、雷を神と崇めるその祭りの始まりを告げる中、悲劇は起こった! 一たちが目撃した、おびただしい蝉の抜け殻に包まれた一体の死体。この空蝉は、雷に捧げられた呪わしき供物なのか!? 陽炎の中から現れた、美しき少女の悲しき謎とは!? 表題作の他、短編「共犯者X」と「迷い込んできた悪魔(デモン)」の2編を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
レモン
29
中編1編、短編2編から成る今までと毛色の違う6作目。小学生当時、シンプルなトリックながら真相に辿り着けず、悔しい思いをした記憶が。容疑者が少なすぎると犯人を当てずっぽうで当てるだけでは物足りない。表題作は悲しい事件だが、あんな結果になったからといって真実を明かさないのはどうなんだろう。挿絵がほとんど漫画の使い回しだった点がかなり残念。前作と出版社の気合いにギャップがあり過ぎる。2024/09/08
coco夏ko10角
17
『雷祭殺人事件』祭りとか人物とか、確かにどこか幻想的。最後まで謎があって楽しめた。こういう動機って他のミステリー小説だとちょいちょいあるけど、このシリーズだと珍しい気が。他短編『共犯者X』『迷い込んだ悪魔』2017/10/01
HH
3
表題「雷祭殺人事件」短編「共犯者X」「迷い込んできた悪魔」の3本。アニメを観たので犯人はわかっていたけど小説と少し内容が異なっているので新鮮な気持ちで読めた。映像がない分場面を想像しながら読むとアニメ、漫画とまた違った怖さを感じるし、実は推理もしやすいのかも。映像(絵)でヒントがあっても背景の一つとしてスルーしてることがあるけど、小説だとなぜこの描写があるのか?って疑っちゃうからかな。それでも雷祭は最後までわからなかったな。読者への挑戦コーナーもあるのが小説の面白いところ。早く他も読みたい!2017/09/08
みるくたると
3
☆42013/04/24
りく
2
表題作の中編と他短編2作。▪️表題作は、幻想的な雰囲気が何ともいえず、夏に読みたくなる好きな作品。『雷祭殺人事件』の「謎は、すべて解けた」はホント遣る瀬無い。2017/02/03