内容説明
大陸の中心・フォルモント国は、ただいま国王不在の非常事態。末っ子姫のシャーロットは、懸命に政務を執る兄王子レイフォードを手伝って大忙し。しかし仕事にやりがいを感じ始めたある日、なんと命を狙われてしまう! 最強騎士アルベルト・ホースマンに守られ事なきを得るが、首謀者は不明。混乱するシャーロットは、前王の帳簿を探る中、誰かが長年に亘り国庫を横領していると気づき!? 第9回小説大賞受賞作、待望の第2弾!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひめありす@灯れ松明の火
61
首なき国は今日も大忙し。一片の罪悪感と持ち前の聡明さで末姫までもがすっかり政務にかり出され、けれどその日常もまた少しずつ少女を変えていく。帳簿を漁る中で気がつく王宮を巡る陰謀。どいつもこいつも怪しいヤツだらけの自分の周囲。かつて師匠であった人、新たなる王様候補、曰く付きの婚約者に、そして何より首なしの騎士。血生臭さの正体は肌のすぐ下を流れている物。自分の中に確かにある割り切れぬ情愛の欠片。確固たる信念。故に思う。私は首たる存在ではないと。首をちょん切られた国のちみどろおうじとちみどろひめの明日はどっちだ。2012/11/12
まりもん
41
話は面白いのだけれど、ところどころ読みにくいというか自分と文章の合わない部分があって読むペースは遅めになってしまった。 新キャラも登場して敵か味方かの判断をしなければならないようにシャーロットが追い込まれていくけど、やっぱりアルベルトはピンチに駆けつけるおいしいポジションだった。2012/01/12
呉藍
31
一巻にも増してシャーロットの“ダダもれ”に磨きがかかっている! これほど陰謀術数に向かない王族もすごいものですww そして何より“血みどろ王子”のインパクトときたら(苦笑 危険すぎるシャーロト主義……当の妹本人が、急に兄を避けるようなおバカじゃなくて助かった……! 首なし騎士も彼なりにシャーロットの人生に付き合う気のようですが、彼がまともに見え出して来たら終わりな気がしてきたなぁ。2012/04/04
みぃー
28
少しずつ読もうと思ったのに、一気読みしてしまった。1巻の方が面白かったかな。でもシャーロット姫とアルベルト・ホースマンのお互いに対する心情の変化にドキドキします。このシリーズはお気に入りなので早く次巻をよまなくちゃ。2013/03/09
探花
23
新キャラいろいろ出てきて他国のやフォルモントの情勢がちょっとわかった気がする。ロッティもインドア派ながらコツコツ頑張ってる姿が多かった。財政管理は大変だよなぁ。その中で陰謀やら新キャラとの話とかロッティがたくさん勉強した回だったけど首なし騎士のことはちゃんと信頼してる部分がいい。ラブまで程遠いけど。シリアスなんだけどシスコン兄が良い感じに賑やかにしてくれてそこまで血みどろは…あったか(笑)大事なものは人それぞれだけどロッティは自分の信条を貫いて欲しいな。だんだんアルベルトの扱い方にも慣れてきてるしw2012/01/18
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