内容説明
時は平安。直丁として仕事に励む安倍晴明の末の孫・昌浩のもとに、右大弁・藤原行成が怨霊に襲われ死の病に冒されているとの報せが入った。ところが事件の裏には、怨霊を呼び出した謎の術者の存在があって――!?
※本書は、平成十四年十月、角川ビーンズ文庫より刊行された『少年陰陽師 禍つ鎖を解き放て』を改題したものが底本です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mocha
75
〈風音編〉第一弾。都を不安に陥れる新たな敵とは…。目覚めさせられた怨霊の目的は…。陰陽寮の先輩・敏次という新たなキャラも登場し、これからどう展開していくのかとても楽しみだ。しかし風音、強過ぎ！2019/03/06
nins
30
前作で一区切りついたところだったので、角川文庫版がこの後のシリーズも出るのかが心配だったので一安心。このまま最後まで角川文庫版が出てくれると嬉しい。この巻から新章突入。窮奇との死闘が終わったものの、早くも怪しい影が都に現れる。昌浩にも初めて同僚からの妬みと嫉妬。わかってはいても心に重くのしかかる。そして凄まじい霊力を持った風音という刺客が晴明を狙う。その存在が今後の大きな流れになりそう。十二神将では、六合が一歩リードをみせた大活躍。彰子のサポートも見事。桃のパワー侮れない。次も楽しみ。2011/09/22
roomy
11
再読。2016/05/23
マサキ＠灯れ松明の火
8
第4巻です(笑)新章突入〜(笑)昌浩君♪ほのぼのですね。もっくんとの恒例漫才＆彰子姫との惚けたやり取り‥(笑)…でも、そうそう世の中甘くない！陰陽寮では、先輩(敏次)との人間関係に悩み…加冠役をしてくれた藤原行成が怨霊に襲われるわ…じい様に匹敵するかの女術者が現れるわ…てんやわんやですね★十二神将とも少しずつ距離が縮まってきたような？こないような？ほほぉ〜十二神将の｢朱雀｣と｢天一｣って‥ｳﾌﾌ。昌浩君と彰子姫と近い関係？深〜い絆がありますね(笑)昌浩君…少し鈍感…朱雀が平手打ちしたくなるのも分かるなぁ。2013/04/22
カナリア
6
新しい術者が出てくる。彰子がいい役割をする2019/11/27
