内容説明
世界に飽きていた逆廻十六夜に届いた一通の招待状。
『全てを捨て、“箱庭”に来られたし』と書かれた手紙を読んだ瞬間―完全無欠な異世界にいました!そこには猫を連れた無口な少女と高飛車なお嬢さま、そして彼らを呼んだ張本人の黒ウサギ。
ウサギが箱庭世界のルールを説明しているさなか「魔王を倒そうぜ!」と十六夜が言いだして!?
そんなこと黒ウサギは頼んでいないのですがっ!!超問題児3人と黒ウサギの明日はどっちだ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海猫
96
目茶苦茶なタイトルだが相応に作品にパワーがあり勢いで持っていかれる。主役の強さ凶暴さ言動の容赦なさが痛快。粗削りな感じはするがシリーズ開幕編としてはテンションが高く、次巻以降の成長に充分期待できる内容。2011/06/01
コリ
63
スゲー面白かった!!新人では久々の大当たり!ただ、十六夜に比べると他2人の活躍があまり見られなくて残念。あと、一生懸命なのにいちいち弄られるウサギも良いキャラしてる(笑)次巻が超楽しみ。レティシアのメイドにも超期待(笑)2011/06/10
KUWAGATA
60
典型的なタイトル詐欺作品。残念うさぎがやってくる話だと思ったよ(笑)! 今風のタイトルながら、中身はかなりがっつりした古典的異世界ファンタジー。キャラも世界観もいろいろしっかり設定されていて、ストーリーも悪くないのでそこそこ楽しめましたが、十六夜のキャラがちょっと個人的には合わなかった。自分で努力して手に入れたわけでもない力を偉そうに振りかざす姿は、まさにゆとりDQN。1巻を読んだ時点での判断は早計だけど、2巻以降もこの調子だと、どこかでリタイアしそうだなあ。ま、この辺は好みにより様々でしょうね。2013/02/09
ひめありす@灯れ松明の火
53
『ライトノベル』といわれる小説の中でも、比較的ファンタジー色が強く、重かったり寓話性の強い内容が好きなので偶には、すごく今時のハイテンションできゃっきゃあうふふ~な展開が待ち受けているのを読んでみたいなあ、と思って探して読みました。スニーカー文庫自体がすごく久しぶりなので、薄いけれどページ数多めのテンションも懐かしい。不良なのに全く強そうに見えない十六夜のイラストが可愛すぎた。女子の衣装における記述がちょっと残念でした。もう少し今様な物を読み比べてから、改めて評価とか続き読むかとか考えてみたいと思います。2012/04/09
蛇の婿
53
とりあえずいろいろな問題が未解決で疑問形のまま放置されていますが、それは続刊にて解決ということでちょっと棚上げ…。今は素直に主人公たちの人外の活躍を楽しむことにいたしましょう…www不満があるとすれば、ジン君の能力ですか。ちょっとだけ片鱗を見せた部分で推測すれば、おそらくは『騎士』の能力?…この巻でスポットを当てられていないのはいたしかたないところですが、せっかくのリーダー役なのですからもう少し活躍の場がほしいところです…www頑張って欲しいですはい。活躍、楽しみにしておりますww2011/08/25