内容説明
魔王連盟ウロボロスと対立することになった“ノーネーム”。黒ウサギの素敵ウサ耳がなくなるという緊急事態のなか、“マクスウェルの魔王”と“混世魔王”と名乗る二人の魔王に戦いを挑むことになり――！？
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コリ
45
ひたすらバトル！そして「ノーネーム」にシリーズ最大の危機が迫る一冊。十六夜と殿下の血戦が見応え抜群で良かった。ジャックと蛟劉もカッコ良すぎて痺れる。飛鳥とペストのツーショットいいなぁ。緊迫した空気の中、マクスウェルに対するウィラの「きもい」に爆笑。まぁあれは一刀両断したくもなるよな(笑)最後に三桁の魔王、アジ＝ダカーハが襲来し次回へ。絶望的にして過去最大のピンチをどう切り抜けるのか…。次はレティシアや白雪姫の出番もあると嬉しいな。2013/04/06
Yobata
34
魔王連盟｢ウロボロス｣との戦闘がついに始まる。黒ウサギは耳がなくなり神格と審判権限を失った一人の少女と同じになってしまう。そんな中ノーネームの各メンバーは魔王と直接対決が始まる。十六夜は殿下と,耀はウィラと共にマクスウェルと,飛鳥はジャックと共にサラの身体を乗っ取った混成魔王とグリフィスと,そしてジンはリンと対話を持ち込むことに…。実は魔王連盟にはある事情があり、その目的のため、ついに最強最悪の魔王が蘇る…。今回は薄いので若干弱めｗあと戦闘メインで展開して、黒ウサギ弄りが一切ないので、シリーズの持ち味が→2013/03/29
なめねこ
29
めちゃくちゃアツく面白い！！次から次の死闘の数々と次から次への強敵の出現。ジャックの本気や飛鳥のアルマテイアの力すっげー強い。でも、それをも上回る魔王たち。ウロボロス連盟がラスボスだと思ってたのにさらに裏がいるとは。そして、封印を解かれた黒ウサギの故郷を滅ぼした魔王アジ＝ダカーハ。致命傷を負った十六夜と黒ウサギたちノーネームの運命や如何に！？次巻発売まで待ちどうしいよ～。2013/04/03
シュエパイ
26
文字通り桁違いの魔王の猛威に、引き裂かれる都市と仲間と願いたち・・・。地獄の釜の蓋を開こうか、と継げる言葉のままに、混迷を続けるステージでした。戦局を覆しに現れた覆海魔王の力が、猛威が、何もかも飲み込む姿の方が、一瞬頭の中の脅威として大きく膨れ上がったのですよ。あれ、ペストより絶対にこわいよ。。。あぁ、ジャック・オ・ランタンさんの物語は、時間で暴かれるのかな？できれば、かぼちゃ頭のジャックさんのままでいて欲しいんだけどな……。2013/04/01
しぇん
20
神話が好きだった自分には堪らない世界を構築されている問題児シリーズ。最新刊も期待に外れぬ出来でした。228ページと薄い！と思いましたが読んでみると濃ゆい。この物語の魅力の一つは十六夜君の色んな意味で突き抜けた所と、来たときの絶対的な安心感にあったと思うのですが、今回はついに……。第三桁の魔王の圧倒的な迫力は凄かったです。続きは７月を予定してるそうですが、待ちきれませんね。2013/03/30
