目次
第1章 牧畜のはじまりと車の出現(家畜からみたアジアの西と東;国家形成と牧畜のはじまり ほか)
第2章 殷周時代における車社会の形成(車馬の東方伝播;殷王室の祭祀と車馬 ほか)
第3章 秦漢時代における車社会の成立(秦帝国における交通インフラの整備;秦始皇帝陵の陪葬坑と車馬 ほか)
第4章 魏晋南北朝時代における車社会の残照(牛車に乗る士大夫;『晋書』輿服志の車制 ほか)
第5章 車社会の成立と変容(車の出現と初期王朝;官僚制と自家用車の普及 ほか)
著者等紹介
岡村秀典[オカムラヒデノリ]
1957年奈良市生まれ。京都大学文学部卒業、京都大学文学部助手、九州大学文学部助教授を経て、京都大学人文科学研究所教授、人文学系長。京都大学博士(文学)。専攻は中国考古学。濱田青陵賞(第13回、2000)、立命館白川静記念東洋文字文化賞(第13回、2019)受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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遊動する旧石器人
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2021年7月31日初版発行。レンタル。東アジアにおける牧畜と車の出現から南北朝時代の車社会、並びに日本の平安時代の車について通史的に述べられた1冊。個人的には、乗る車の変化が面白く、特に車馬から牛車への変化は、社会変化と相俟ってとても興味深かった。自身は、墓葬随葬品をリストアップする中で車馬具や模型に触れているが、それが具体的にどういう機能を持ったものなのか理解していなかったので、それらについて理解を深めることが出来た。車馬などの部位説明図や難読漢字にルビがなかったのが残念であり、概説書とは言えない。2024/02/15
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