角川文庫<br> スタンレー・ホークの事件簿II 葛藤──アンビヴァレンツ

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角川文庫
スタンレー・ホークの事件簿II 葛藤──アンビヴァレンツ

  • 著者名:山藍紫姫子
  • 価格 ¥594(本体¥540)
  • 特価 ¥297(本体¥270)
  • KADOKAWA(2014/12発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
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  • ISBN:9784041000113

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内容説明

俺は、あんたの愛に飢えてるんだ──。夏の終わりに上司であるロスフィールド警視と関係をもった刑事、スタンレー。それ以来二度と機会がないままのふたりの前に、強盗殺人事件が立ちはだかる。捜査を通して大切なものに気付いていくドラマチックな過程を追った「葛藤」。そしてロスフィールドの命が危機に晒されたことを知ったジンがとった衝撃の行動を描く「双龍」、「秘密」の3編を収録した大人気シリーズ第2弾!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

藤月はな(灯れ松明の火)

36
ロスフィールドにとって憑依気質を高めるジンが青龍としての陰ならば人としてのロスフィールドを願って引き戻すスタンレーは赤いドラゴンとしての陽。浮世離れしすぎるロスフィールドにツッコみつつも蓄積した前世や殺人者の記憶に委ねそうになる姿が危うすぎます。雪華彫りが登場してきて艶めかしさが倍になった感じがします。相手の好みならず、女性の生理日なんていう変わりやすいものまで把握し、的を得た言動をするフランクはまさしく、秘書のプロフェッショナルですね。2012/09/17

Haru

29
こ、これは…もう完全に官能小説ですよね?「スタンレー・ホークの事件簿」という副題が必要なのか疑問に感じるほど、事件なんてちょっとだけで謎解きも無し。クールビューティーなお姫様を巡る、熱くて野性的な騎士と知的で謎めいた魔導師の三角関係を、舞台を現代の警察に移して描いたオカルト官能小説、ただし三人とも男性…。これが角川の通常レーベルで出ているのが本当に不思議です。(笑)次巻ではさらにヒートアップするのかしらん。妹が何かいい本がないかと探しに来て、私の本棚からピックアップしないことを願うわー。(* ̄∇ ̄*)2015/02/28

miyu

23
スタンレー・ホークの事件簿と言いながら、スタンレーはほぼ「当て馬」的おバカな立ち位置にいるシリーズの2冊目です。今回は独り者を狙った強盗集団の囮捜査に無理やり参加させられるロスフィールド警視とカウンセラーのジンの過去がちょこっとだけ垣間見られるという、美味しい流れになっていますが、そのジンは父親の死と相続問題で日本に帰国することに。スタンレー、チャンス到来!(笑)けどまぁロスフィールドを危険に晒したということで、戻ったジンにお仕置きを受ける羽目に。なんかスタンレー不憫で可愛い。すごくシンプルでよか男だな。2016/10/20

yourin♪

22
今回の事件は強盗殺人事件。 囮捜査でアリスティアを肉体的にも精神的にも傷つけてしまうことになるスタンレー。 それに怒ったジンからの罰はちょっと痛そうだったけど・・・美しいアリスティアを守る西洋と東洋のツインドラゴンとか・・・そこに口づけるアリスティアとか・・・氷のように冷たい印象だったアリスティアが時々はにかんだりして・・・なんかもぉ~悶えるわw 『仮面』ではまだ若干蚊帳の外的立場だったスタンレーだけど、アリスティアとジンと三角関係がどっぷり深まってきて面白くなってきた!2012/07/26

マッコリ

21
アリスティアを守る東洋と西洋のツインドラゴン。これは萌えずにはいられません!スタンレーとジンの関係も含めてたまらないトライアングルだわ!ロスフィールドとジンが出会った時の話をもっとじっくり読みたいなあ。気になってた気配りの人フランクもなかなかいい味出してきてますます続きが楽しみだわー。2012/05/08

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