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内容説明
自らの出生の秘密を知るために、アラビアンナイトの世界へと飛び込んだ月光。そこでは、月打を受けたアラビアンナイトのキャラクターたちが、「長老会」の面々を人質に取り、何でも願いを叶えられる宝・うちでの小槌を要求していた。彼らの目的は、アラビアンナイト以外のおとぎばなしをこの世から消してしまい、〈読者パワァ〉を独り占めすること。危機感を募らせる一行だが、魔法や精霊を操る月打キャラの前に、次々と囚われの身になってしまう…頼みの月光は「魔法を思い出す」ために、修業に入る。「魔法を思い出す」とは、何を意味するのか? そして、囚われの面々に語られる『青い鳥』の主人公・チルチルの物語は、月光とどう繋がるのか…!?数々の謎が絡まるアラビアンナイト編、さらに加速―――!!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
芽
27
お菊が可哀想だった。作者がいない物語って探せば結構あるんだろうな。確か「竹取物語」も作者不明だった気がする。2014/11/16
海猫
25
少し遅くはあったがいよいよ作者が本領を発揮しはじめた感がある。特にこの巻の昔話のアレンジは哀切で突き刺さる。2011/01/19
すい
24
『雉も鳴かずば撃たれまい』って伝承だったのね。ことわざとしてしか知らなかったから、自らの行為が原因でお父さんを亡くしたお菊と、それを救おうとして救えなかったチルチルを見て大号泣。誰がチルチルを責められる?責められる人なんていないでしょう。2018/07/09
橘
20
今回はとても胸にじーんときました。「雉も鳴かずば撃たれまい」のお話は知っていたのですが、ただでさえ泣くのに、藤田さんの漫画になると更に…。お菊の嘆きが伝わってきました。チルチル、作者がいないお話があることを知って、これからどうなるのかな。続きも楽しみです。2017/01/07
柊龍司@中四国読メの会&読メ旅&読食コミュ参加中
13
物語の中のキャラクターが作者の存在を知ったら…最強の力を持つはずが、悲劇に…いよいよクライマックスに向けて物語が収束を始めましたねぇ。なんだか今回の物語は主人公が幸せになれない気がして不安です。2011/01/20