- ホーム
- > 電子書籍
- > コミック(少女/レディース)
内容説明
吉原を舞台に遊女たちの悲恋を描いた官能純愛絵巻!
「これが廓の女の末路か…・うちに幸せなときなどあったやろか」
親友の菊由の看病をして自らも病に冒された霧里は、絶望しつつも気丈に、東雲との再会を待ち続ける。
時を経て、朝霧の妹女郎・八津は成長し、妹分の三津や茜を従えている。
遊女が恋なんかしても仕方ないと割り切る八津だったが、美形の髪結・三弥吉が現れて心が揺れ――!?
もどかしくせつない恋が加速する官能純愛絵巻第四弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たべもも
19
第三部ラスト。霧里の結核の最期、夢の中でも半次郎に会えて良かった…。そして半次郎は朝霧に出会い、第一部のお話へ。切なくて哀しい姉弟のお話でした。第四部は、第二部の茜の姐さん・八津のお話。ぜーんぶが上手く繋がってて面白い。2015/03/30
らぴ
19
原作を絶妙なアレンジで描いているのがいい。原作も大好きだけれど、コミックを単独で読んだとしても大好きな作品。2010/11/11
ムック
17
この巻を読んでもう一度一巻を読み直すと切なさが倍増します…小説とちょっと違うけどまあそれはそれで、ああ、やりきれないなあー。そして八津と三弥吉の話。三弥吉の指を加えるシーンが大好きです、かっこいい!2011/02/22
えんび@灯れ松明の火(文さんに賛同)
12
もう泣かずに読めない。少しの救いは、霧里が優しい夢を見ながら逝けたこと。そうあって欲しい。そして1巻に繋がり・・・また泣きそう。朝霧、半次郎、そして霧里は見ているだけで胸が押しつぶされそうになる。後半は八津、三津のコンビとイケメン髪結い師・三弥吉登場。朝霧といい桂山といい艶やかで粋な啖呵。 2011/06/23
ヒロ@いつも心に太陽を!
11
青花牡丹・・・あああ霧里の最期がせつなくて悲しすぎる!そして東雲が吉田屋を刺したのにはここまでの理由があったからなんだと思ったら・・・。これはまた1巻を読み返さなければなるまいて。最初に読んだときと印象変わるだろうな。新しい十六夜時雨編では髪結いの三弥吉がえらい男前。八津とどうにかなるんだろか。朝霧に続き桂山が啖呵切った場面には読んでるこっちもスカッとした。かっこいい!!いくら遊女といえどもこちらにも筋やプライドってもんがあるんだよ!!!負けるな女たち!!2013/01/01