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内容説明
大人気官能純愛絵巻、ついに完結!
遊女が恋したって堕ちて行くだけ――
自らに恋を禁じている八津は髪結の三弥吉に惹かれつつも、自分を抱くなら客として来てくれと冷たくつっぱねてしまう。
貧しい南方の村で生まれた緑は抜群に美しい容姿を気味悪がられ、“白鬼”と疎まれて育つ。
山田屋へ売られた緑は姉女郎の桂山としか話すことができないが、気さくな三津に恋心を抱き始める。
遊女たちの悲恋の行方は――!?
官能純愛絵巻、ついに完結!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒロ@いつも心に太陽を!
34
すごく満足のいく読後感!!「吉原で男に惚れるということ―それは死へ向かうこと」それをわかった上で悲しい結末を迎えた恋もあったがそれも彼女たちが選んだ道。しかし八津は、緑は吉原で生き抜くことを選んだ。八津は年季明けに三弥吉と一緒になったと思いたい。しっかし水蓮がまさか姉だったとはね・・・。彼女も幸せになってくれてるといいな。これはほんと1巻から読み返したくなる作品。原作も未読のまま本棚に並んでるから早速読んでみよう!!2013/01/01
たべもも
23
第四部ラスト。恋に落ちて死んでいった周りの女達のようになりたくない八津が初めて落ちた恋。年季が明けて三弥吉と結ばれればいいな。第五部は山田屋の看板・緑のお話。人と喋れない緑と綺麗な三津姐さんの切ないお話。最後は緑の晴れ晴れした表情が見れて良かった!2015/03/30
えんび@灯れ松明の火(文さんに賛同)
17
八津と三弥吉は原作でも好きな話でした。姉さん達を見送ってきた八津、なんとか幸せを、悲しい幕切れはもう沢山だから・・・三弥吉、よく言った! 三津と緑の話は原作でも「ほぉ〜」と意外だったけどきれいな話。スッと顔を上げた緑が大門をくぐる場面は気持ちがいい。水蓮と平左もまだ無事そうだし、遊び人・竜二郎も面白いキャラだった。希望の持てるラストは好きです。2011/06/23
ムック
17
八津と三弥吉、2人の選択は正しかったのか…幸せな未来が訪れるといいなと思ってます。ああ、また原作を読みたくなってきましたww2011/02/22
らぴ
17
原作をここまでみごとにコミック化した斉木さんの手腕に脱帽。原作にも十二分に感動したけれど、コミックでは何度も泣かされた。余韻を残すラストシーンに、改めて感動……!2011/02/11