フラワーコミックスα 花宵道中（２）

著者名：斉木久美子【画】/宮木あや子【作】

小学館（2013/03発売）

• ISBN：9784091332868

内容説明

江戸時代後期、幕府唯一公認の遊廓だった吉原。
山田屋の新造・茜は、美形の船頭・平左に片想い中。
しかし、彼は大見世・角海老楼の看板遊女・水蓮の恋人だった。
時代は死んだ朝霧の姉女郎・霧里が京都島原で活躍していたころに遡る。
吉原に追放されることになった霧里と弟は深い絆で結ばれているが
ふたりには暗い過去があった――
遊女たちの悲恋を描いた官能純愛絵巻第2弾！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[月子]

無料だったので。切ないだけじゃなくて、辛い…。胸がぎゅーっと苦しいです。

2014/11/13

[たべもも]

茜の片思いは淡いまま終わり、初見世を迎えた翌日八津姐さんの優しさに気付い泣く茜がかわいかった。第三部はﾔﾊﾞｲ。主人公の霧里の弟が、第一部で悲恋の末に死んだ朝霧の相手、半次郎だ。だって半次郎も亡くなってるのに…。なんでこの順番なの?切ないの確定じゃないですか。

2015/03/30

[ムック]

平左の、小説では深く語られてなかった所が明かされてたので読んで良かった。霧里と東雲の子供の頃の話がかわいそうすぎる…母親の狂気の表情が上手く描かれてたなあ。

2011/02/22

[NAO]

【電子無料】茜が朝霧に似てるというのはわからなかった。持ち前の美貌で生まれながらに勝負が決まっている世界で、姐さん達は皆わりと優しくこの世界のすべり方を教えてくれる。ほんとはもっとドロドロしてそう…。目を瞑って、好きな男のことを思いながら抱かれる。うん、切ない。東雲可愛い。末路が判ってるせいで切なさ倍増。実写にはまるで興味ないけど漫画の続きは読みたい。

2014/11/22

[えんび＠灯れ松明の火（文さんに賛同）]

茜の淡い恋心と水蓮の艶かしくも一途で情熱的な恋。対照的だが恋は恋。姉女郎・八津の茜への思いやりにもグッとくる。朝霧の姉女郎・霧里の話から第一話の半次郎（東雲）へと繋がる。この辺りからもう胸がキリキリしだす。

2011/06/23