内容説明
リーマン・ブラザーズの破綻で始まった世界金融危機。その後、日米ともに政権交代が実現し、金融危機後の新しい世界の在り方が模索されている。そこで、日本はもちろん、世界におけるさまざまな問題点をとりあげ、その中身を理解し、来るべき新しい時代の世界の潮流を読み解く。わかりやすいニュース解説で定評のある、頼れる“お父さん”池上彰さんがズバリ答える。知らないと恥をかく世界のニュースが2時間でわかるおトクな一冊。
目次
第1章 新しい「世界の勢力地図」を占うキーワード
第2章 20世紀の覇権国家・アメリカを転落させたもの
第3章 アメリカ一極集中の崩壊―次なる覇権国家はどこか?
第4章 待ったなし!世界全体が抱える問題点
第5章 新たな火種、世界各地の小競り合い―国や地域間の衝突
第6章 政権交代で解決できるか?―日本の抱える問題点
第7章 世界の中の新しい風を読む―私たちがなすべきこと
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
214
世界情勢をすごく緻密に描かれていてわかりやすい。鳩山政権に期待しているところが時代を感じた。2014/02/22
HIRO1970
210
⭐️⭐️⭐️リーマンショック後の民主党政権下の09年に書かれた本書。たった7年前ですが、随分世の中が変わっているのを感じました。チョット前のそろそろ記憶が薄れつつある世界の大問題を読んでかなり復習が出来ました。この恥かきはシリーズ化している様なので、機会があれば手に取りたいと思います。2016/03/10
takaC
166
おおよそ新しい順に、2→6→5→4→3→1と読んだからか「今なら知らなくてももはや恥ではないかもな」なんて、読みながら不届きなこと思ったりしてた。知らずに恥をかくことを怖れているから読んだくせに。2016/01/22
みゃーこ
151
リーマン・ブラザーズの破綻で始まった世界金融危機からこっちの世界情勢をまるっと解説。お金の流れが西から東にパワーシフトしている現状を紛争、資源、金融経済から解説し、池上アイズも盛り込まれておりわかりやすい上おもしろい。年金制度の問題点の詳細をこんなに簡単に理解させてくれたのは初めてだ。それだけで一冊の本になるだろう、というような専門的なテーマでさえ5行以内で完結に理解させてくれる池上さんの神業にいつも助けられている。2013/01/29
大地
92
シリーズ1作目。以前サラッと聞き流していたニュースの内容が非常にわかりやすく解説されてある。たまに出てくる図解で、より理解が深まる。リアルタイムの情報ではないが、復習という意味でとても役にたった。わかりやすいだけでなく、ニュース内容に興味がわくような文章で書かれており、池上氏の伝える力の凄さが伝わってくる。2014/03/12