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内容説明
美貌の娘・アミル(20歳)が嫁いだ相手は、若干12歳の少年・カルルク。遊牧民と定住民、8歳の年の差を越えて、ふたりは結ばれるのか……? 『エマ』で19世紀末の英国を活写した森薫の最新作はシルクロードの生活文化。馬の背に乗り弓を構え、悠久の大地に生きるキャラクターたちの物語!
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐々陽太朗(K.Tsubota)
317
読メでレビューを読んで、そのうち読みたいと思っていたら、古書店で1~3巻セット500円の値をつけていたので即決。期待どおり、いや期待を超えていた。第1話「乙嫁と聟花」の出だしの場面、20歳のアミルが嫁いできて初顔合わせで夫となるカルルクが未だ12歳だとわかった場面、アミルが一瞬きょとんとしたのち微かに頬を赤らめながら「あら!」と云ったところまでわずか4コマで私はアミルにすっかり魅了されてしまった。第5話「風邪」でカルルクが高熱を出したときのアミルのうろたえようったらない。素敵な物語の始まりに心が浮き立つ。2012/06/30
英知@マンガ専用
302
(友)ずっと読みたいと思っていた作品。やっと読めた!書き込みがすごいとは聞いていたけどこれはハンパないですね!刺繍はもちろんのこと小物から動物まで、文字がなくても絵で伝わってくるものがあって壮観でした!狩りのシーンの躍動感すごい!乙嫁・アミルのお相手のカルルクがまさか12歳と思わず驚きましたが。まだ夫婦というよりも姉弟って感じだけど、少しずつ近づいていくのかな。風邪引いたカルルクを心配するアミルは可愛かったです。カルルクの民族がみんな良い人!アミル側が若干不穏でしたが。柱を作るおじいさんの手が素敵でした★2015/05/04
まりもん
223
評判が良いので購入してみた。年の差婚から始まった物語。そんな年のことなんか関係なく仲がよいアミルとカルルクが微笑ましい。カルルクが熱を出した時には本当に心配していたアミルの様子だけでも家族になっている気がした。それなのに自分達部族の都合でアミルをよその花嫁として差しだそうとする親父達にビックリ! 動物の描写などとても丁寧に描かれている漫画だと感じた。2012/06/14
抹茶モナカ
204
緻密な書き込み具合だけど、少し下手な感じのする絵柄。年上の奥さんの奮闘記。奥さんの実家は、娘を取り戻そうとしている。あまり馴染みのない文化の話だけど、意外に読みやすい。2014/05/03
エンブレムT
199
絵もストーリーも素晴らしいと聞いてましたが、これ程とは!まさに『百聞は一見に如かず』。19世紀中央アジアの風景・文化、人物の描き込み方がハンパじゃないです。8歳年下である12歳のカルルクの元に花嫁として嫁いできた遊牧部族出身のアミル。作者も語ってましたが、彼女には『かの地』ならではの思いつく限りの魅力が清々しいまでにブチ込まれております(笑)馬を駆り弓を構えるシーンなんて鳥肌モノの美しさ!森作品は初読みでしたが、これから追いかけたいと思いました!2010/06/02