西遊妖猿伝 大唐篇（１）

著者名：諸星大二郎【著】

講談社（2013/11発売）

• ISBN：9784063756616

内容説明

【無料試し読み閲覧期間2025/6/27～2025/7/10】
隋末期の中国。花果山の麓に住む孫家の少年は、強大な妖怪・無支奇（むしき）に見込まれて、その称号「斉天大聖」を受け、額に金環を授かります。その時から、彼の運命は戦いと血のるつぼの中に投げ込まれました。少年の名は、悟空――――。2008年秋、モーニングにて漫画界待望の続篇「西域篇」がスタートした血湧き肉躍る諸星版西遊記、第一部であります！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[鱒子]

kindle本。無料でした。大昔になくしてしまった本をkindleで発見。久ぶりに読み返しましたが、めっちゃ面白かったです。西遊記を基にした、猿のようなそうでないような？主人公の漫画です。さすが諸星大二郎、時が経っても色褪せない魅力炸裂です！！恐れを知らぬほどのゆっくりした展開、そして狂ったようで緻密な絵が、不安感を煽ります。続き読まなきゃ。

2017/04/03

[はなうさぎ]

大昔に旧版のちょっとコワイ装丁のを、友達に半ば強制的に薦められ、えー、と思いながら読んだらおもしろかった。で、この版が出た時に集めようと思ったものの、二巻までで放置。最近になって息子が読み出したのを機に、私も再読。やはりおもしろい。どのページもわくわくする。ただ不満なのが、続きを買おうとしても、紙の本が品切れ状態になっていること。こういう大長編こそ紙で読みたい。適当に開いた所から行きつ戻りつして何度も読みたい。

2017/02/26

[あさひ]

諸星版西遊記は勿論、一筋縄ではいかない。

2016/08/02

[santana01]

諸星版「西遊記」だが、玄奘三蔵の取経の旅以外はほとんどオリジナルと言って良い作品。連載開始から三十年が過ぎてもいまだ物語は中盤。たぶん未完で終わるのだろうと思いつつ中国、西域、天竺を股にかけるスケールの大きな孫悟空の冒険譚に期待大。第一巻は自らの宿命に戸惑いながら彷徨を続ける悟空といったところ。

2015/06/07

[やすかりし]

いかにも「演義」もののような各話のタイトルと講談師の最後の口上が中国もの感をひきたてますが、物語はさらにスケールが大きくて、まったく息もつかせぬままに読了。続きが気になる！

2015/05/29