ビーズログ文庫 姫君達の晩餐1 食前酒は赤い森で

著者名：山咲黒【著者】/起家一子【イラスト】

KADOKAWA（2014/12発売）

• ISBN：9784757744752

内容説明

それもこれも自分がこんなに美しく生まれついたのがいけないのだ──白雪姫は王宮から遠く離れた森で、怒りまくっていた。灰かぶり（シンデレラ）は、父を亡くし継母も出て行った商会を笑顔と賢才で切り盛りする。そして眠り姫は魔女の逆恨みを受けて眠り続ける──在りし日に約束をした運命の彼を待ち続け……。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[翔（かける）]

おとぎ話をモチーフにしたライトな少女小説だと思っていたので、良い意味で裏切られた。キャラクターそれぞれが確立されていて、どんどん引き込まれていきました。魔女が共通の敵だった……という。男性陣もイケメンながら、カップルとしてできあがっている関係性が好き。それぞれのキャラに合った国モチーフ、伝説もうまく融合していたように思う。続きが楽しみな一冊。

2014/05/04

[ひめありす＠灯れ松明の火]

内容が分からなくなってしまったので再読。改めて読み直してみると、灰かぶりは最初っから何か企んでいる風だし、眠り姫は白雪姫をからかって楽しんでるし、白雪姫はやっぱり考えなし。王子さま方も広兼様は最初からぶっ飛んでるし、鳥代様もナンパな純情っていうのは設定としてちょっと無理があるだろうし、王伊様も王伊様でロマンチストにもほどがある電波入ってるな～、とちょっとなまぬるい目で見てしまいました。みんな大好きなのですが。あと、伊央くんがよい子でとても可愛い。忘れないうちに次の巻も読もうっと。

2011/08/16

[梅みかん]

広兼が早苗に一目惚れして、生まれ変わる瞬間が凄く好き。

2019/12/16

[kinatsu＠ただいま休憩中(。_ _)。zzz..]

白雪姫とシンデレラと眠り姫とその王子たちが同じ場所に登場！それだけでなんだか気になって手に取ってしまいました。結構つっこみどころ満載です、この人たち。特にシンデレラの王子！！白雪と王子が個人的には一番気になりました。下巻では掘り下げてくれないかなぁ。何気にあとがきも楽しかった♪物語の登場人物に厳しい批判！でも、その通り（笑）！！

2011/11/08

[ゆうや]

評価が高かったのと表紙が可愛かったので読み始めました。3人の姫も3人の王子もキャラが立ってて面白いし、童話モチーフだけど着眼点が独特で素敵。特に王子たちが三者三様にそれぞれの姫に恋焦がれる描写が好き。しかし、まさかのシリーズ1作目から続き物とは……。

2011/04/26