内容説明
“白雪姫”とその王子だけでなく、“眠り姫”の王子まで北の王妃である魔女に攫われてしまった!残る“灰かぶり”と王子は、賢者の頭脳をもって魔女と対峙するための準備を進めるが…? 一方、とある塔に閉じ込められた3人は、塔を守る7体の魔法生物と格闘しつつ、そこが“眠り姫”の眠る場所だと気づき…!? すべての決着がつく舞踏会の夜がいよいよ始まる―! 個性的な3組の姫君&王子が巻き起こすラブコメ童話、第2弾！！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真理そら
50
白雪姫、シンデレラ、眠り姫に登場する魔女が同一だったらという仮定で、それぞれに登場する王子様が友達同士だったらこの3組のカップルはどう行動するかという物語。3組のカップルは魔女に復讐しようとするが手ごわい。シンデレラの意地悪な義姉たちは実はとか、魔女はなぜ意地悪をしたのかなどが優しく描かれていて楽しい。しかも3組のカップルは浪漫の香りのかけらもないバカップルなのでサクッと読める。3人の姫たちのネーミングとイメージが合いにくいという点が難と言えば難。2024/02/23
ひめありす＠灯れ松明の火
12
再読の二冊目。一冊目と構図が対になっていることに、今更気付く。最強なはずなのに、義理の娘に言いように苛められ、あげくパニックに陥る魔女が憐れ。愛されたくて、愛してほしくて孤独を恐れた魔女と、いつだって愛し愛される事に満たされていた灰かぶり。憐れむだけで何もできなかった二百年前の国王夫妻と、二人から目を背けた眠り姫。唯一間に合ったのは、二つの愛に揺れた父王を泣きながら殴り飛ばした白雪姫。初期の彼女は幼げでちょっと可愛かった。『愛してる』その言葉は本当は、親から欲しかったのに。王子様により願いは満たされたの？2011/08/22
梅みかん
7
登場人物が皆愛情深い。気持ちの表し方とか、考え方は全然違うけど、誰かを心底愛してるっていう点では同じ。中でも広兼と早苗のペアが好き。 表紙も１巻と対になった感じがいい。2019/12/18
myco*
4
下巻読了！読みやすいし、どうなるのか気になるしで、さらりと読めちゃいました！早苗と広兼が特にスポット当たってた感じもありましたが、それぞれ無事に婚約を果たして嬉しかった♫次の巻は何を描かれているのか楽しみです！2019/01/01
kinatsu＠ただいま休憩中(。_ _)。zzz..
3
今度は王子たちが表紙です。やっぱり起家さんの絵、好きだなぁ。素敵です♪本当の話では悪にしか描かれていない人も憎めないキャラになってて驚き。シンデレラの姉さま達、すごいいい人！感動してしまいました。綺麗にまとまって、満足な終わり方。でもやっぱり、どの組み合わせもさらっと描かれてしまった感じも。3組も描けばしょうがないのかもしれませんが…。次の巻からはそれぞれをもっとクローズアップしてればいいなぁ。2011/11/08
