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内容説明
風雪にしだかれ、寒さと空腹に苛まれ、それでも頂へ向う者よ――!! 森文太郎はクライミングに出会い、周囲に心を開き始めた。だが山での事故を背徳行為として報道され、仲間達は散逸。失意の文太郎は導かれるように八ヶ岳に向かい、独り登り始める。そして捜索に向った大西と黒沢は奇しくも山の因縁を明かすが…。山頂目前で3人を待つ運命は!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
眠る山猫屋
39
再び孤独の暗がりに沈む文太郎。以前と違うのは、向かう先に岩壁という行く先があることだ。そして悪魔のような顔をさた黒沢(笑)の真実が胸をうつ。不器用だからってグレちゃダメだよ、黒沢先輩。2013/08/04
ちはや
11
電子書籍無料本。凍傷の前触れっていうの?あれ怖い。ジャーナリストと教師の先輩後輩。この先輩の過去は辛いなぁ。2016/03/08
訃報
5
何の意味もない死。もちろん、メタ的に言えば何の意味もないということに意味がある。黒沢と大西の倫理を巡る戦いに、黒沢の語った美しい悲劇に、一体何の意味があったのか。山はすべてを消し飛ばす。人に価値などない。価値あるものなど何もない。悲観的な物語かと思っていたが、そんなレベルではなかった。虚無。この地点から始めて、何を語ろうというのだろう。何を語っても意味がない気がする。しかし、29ページの雪に寝転がった文太郎の笑顔はすばらしい。わかりすぎて辛い。2014/10/24
蒼田 友
4
黒沢と大西。先生…。雲行き怪しい。2015/11/12
exsoy
4
「俺、この山を登ったら結婚するんだ…」2009/12/10