内容説明
「私に触れるな――バケモノ」ミゼルドリッドの袖が触れた瞬間放たれたその言葉は、その場にいた全員を凍り付かせた。クガノ・リュネア。トルバス神曲学院の生徒でありながら、精霊嫌いを公言する孤独な女生徒。トルバス・スピリット・フェスタで行われる生徒たちの模範演奏を率いるためにかり出されたフォロンは、そんな彼女に自分と通じる影を見る。そんな彼女につきまとう、血の様に赤い鬣を持つ馬型の精霊。そして街でささやかれる奏始曲の噂。この三つが結びついたとき、コーティカルテとフォロンは過去の因縁と隠された企みに遭遇する! クリムゾンシリーズ待望の6巻!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
セディ
3
リュネアが今後どうなるのか気になる。ダンテの曲の威力が正直とてもコワいですね。精霊と人間の関係を修復できないくらいに壊せるくらいの威力をもってる。フォロンがんばれ!!2011/01/21
konkon
2
2巻組の上巻なのにこのページ数(448ページ)、楽しくはあるが、話の進みが遅い。2015/02/17
よっしー
2
さすがのボリューム。精霊さん方人間社会になじみすぎ。2008/12/11
一条梓(アンフィトリテ)
1
だいぶ昔に読んだ。6巻目。
のんの
1
まぁ、大きいイベントだし、トラブル起こると思ったらやっぱりなぁ~と。反精霊団体っていうのも、そういう組織はやっぱりあるよなと。思った通り過激派もいた。学生さん達はよく地獄変に対抗できたと思う。引率でついてきた先生が、当てにならんってフォロン、苦労性だな。リュネアは、憎い精霊の弱点を知るために入学したとのことだけど、直球過ぎて周りも見えてないのか、そのあたりが甘いなぁ~と。合同演奏も早めに離脱して見学しとけばよかったのに。ポークトは、え?おまえ、そっち側なん?とちょっと驚いた。2020/02/04