内容説明
「フォロン」コーティカルテが囁く様に声を掛けてくる。「うん」「一日でも一時間でも……一秒でも長く生きろ」「うん」「私を……哀れと想うなら」「……うん」「私の為にだ」 精霊病院を退院こそしたが、大人体型のまま刻々と衰えていくばかりのコーティカルテ。そんなコーティと、ただ一緒にいるだけの時間の中で、あらためてお互いの存在を意識し合うフォロン。出会ってから初めてとも言える、それはゆったりとした時間だった。その一方で、ツゲ事務所の面々は、『コア』奪回のための作戦を実行しようとしていた。だが、待ち受けているのは奏始曲の支援を受けた上級精霊二柱。陽動のため、あえて敵中で暴れ回るヤーディオだったが、やがてじりじりと押され始める。事務所の仲間を助けるため、駆けつけるコーティとフォロン。二人の思いが届くとき、失われた絆が蘇る! 最高潮シリーズ第四弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
konkon
2
成熟した体のコーティが出ずっぱりで、良かったです。戦闘シーンも相変わらず楽しめました。2015/02/08
セディ
2
コーティとフォロンの絆がとても強いことを実感する、人と精霊は別物。そのなかで2人がどのような幸せを見つけるのでしょう。まだ謎が残ってる感じがします。とりあえずコアを取り戻し、一件落着です。2010/12/26
一条梓(アンフィトリテ)
1
だいぶ昔に読んだ。4巻目。
んがんぐ
1
レンバルトさんがかっこよかった。サックスは電源なくても大丈夫なちゃんとした楽器だし。2016/02/06
にょん++
1
読了。精霊と人間の共存が骨子かな。コーティが不調になったり地獄変で精霊が操られたりと不安になるシーンが多かったです。最後には遺骸の力で元通り。呆気ない感じですw 遺骸に残された疑問やコーティとマナガの関係などまだまだ裏は有りそうです。2013/06/01