内容説明
念願の人族と混血の「国」の誕生に人々は沸いた。しかし傭兵王を称える歓呼の叫びが響く中、ライゲンベックが凶弾に倒れる。そして教皇もまた――。陰謀の背後に「調停者」たる龍族が?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
紅蓮
3
再読 「鋼の風」の団長ライゲンベック暗殺未遂から、ライゲンベックと輜重隊隊長ピコの結婚式からの、教皇暗殺と「鋼の風」の脱出行。事件の裏には龍族の影でしたが・・・。教皇けっこう良いキャラだったのにあっけなく死んじゃったですねぇ。2014/09/06
月華
3
図書館 2007年12月発行。レスティは裏方の巻でした。登場人物が増えてきて相関図が欲しくなりました。ロンベルクとは何があったのか完全に忘れているのでとても気になります。2014/05/01
Hammer
3
傭兵団鋼の風の建てた国が徐々に国としての体裁を整えていく。前巻でレスティが傭兵団の各部隊をたらい回しで赴任した各部隊で知り合った人物たちの視点で物語は進む。以前面倒を見たレスティに今度は面倒な仕事を押し付けられるかたち。でもそこはレスティの才覚、人格でみんな何やかやでもちゃんと仕事をこなすし予想以上の結果を出す。もっとも今回レスティは常に寝不足で疲れた顔をして裏方仕事ばっかりだけど。このシリーズは犬、猫、鳥、人、さらにその混血たちの描き分けがおもしろい。実は混血たちが影の主役なのではなかろうか。2011/10/26
あすべる
2
ひとつの国の始まりから終わりまで。今回は、前作で登場したサブキャラのスピンオフなのだろうか。鋼の風のメンバーの活躍が光っている。2012/02/19
ふぃー
2
国の創立から逃亡まで。ベルネとロンベルクさんの繋がりが何だったのか忘れたので1巻を読み返そうかな。2011/12/11