内容説明
世界中で大ヒットした英国産ダークファンタジーの超大作、第12弾!ついに最終巻!
世代を超えて大人たちもハマってしまった児童文学の最高傑作!
ダークさ満載のストーリー、不気味にキャラ立ちした登場人物の不可思議な魅力。
先の読めないどんでん返しの連続、そして、読み終わったときの心にずしんとひびく人間社会へのアイロニー。
優等生ファンタジーと一線を画した本作品をシリーズでお楽しみください!
シリーズ最終巻。運命の対決を迎える主人公ダレンと、昔の親友スティーブ。ダレンは運命を受け入れて闇の帝王となるのか、またはバンパイアとして滅びていく運命を選ぶのか。驚きの結末にシリーズは終わる!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マッピー
18
バンパイア元帥であるダレンとバンパニーズ大王のスティーブが戦い、ダレンが勝ってハッピーエンド。前巻を読むまではそう予想していたのだけど、どちらが勝っても勝者が闇の帝王となって世界が滅ぶというのなら、物語の落としどころはどこにあるのか。ふんふん、なるほど、そう来たか。ダレンの行動がエバンナの心を動かし、エバンナの決意が人類の未来に希望を灯す。辛いし大変だし必ずしも報われるとは限らないのに、不幸ではない。これは、未来を担う若い人たちへの、大切なメッセージなのだと思いました。2023/02/14
スズコ(梵我一如、一なる生命)
12
1ヶ月で12冊、波に乗って読破できました。面白かった!!適度にこの世の現実と変わらぬ厳しさがあったのが私の中での鍵かなと。最後のエバンナ、タイニーとのやり取りの辺りが、この世界観を上手く活かしたトリックになっていてなかなかやるなと感心しました。大変、面白かったシリーズです。子供が大きくなったら勧めたいなぁ。2023/01/15
紅羽
10
完結巻。全ての伏線がきれいに繋がり、ダレンは1つの決断を下します。それは救いがあるようでいて、とても切ない終わらせ方。ですがこれでダレンの長い旅も終わり、ただお疲れ様と言いたいです。とても壮大で切ない素敵な物語でした。2013/04/21
ダージリン
10
ミスター・タイニーにかかわる謎がとけ、一気に物語の意味がわかって感無量です!読みはじめた人は絶対最後まで見届けてほしいな~。2010/04/27
takaC
10
傷ある者の戦い="War of the Scars"の決着は予想できたが、物語自体の結末は想定外だった。ある意味、思わず感嘆のエンディングだった。2010/03/07