ダレン・シャン６ バンパイアの運命

著者名：ダレン・シャン【作】/橋本恵【訳】/田口智子【絵】

小学館（2012/04発売）

• ISBN：9784092301061

内容説明

世界中で大ヒットした英国産ダークファンタジーの超大作、第6弾！

世代を超えて大人たちもハマってしまった児童文学の最高傑作！

ダークさ満載のストーリー、不気味にキャラ立ちした登場人物の不可思議な魅力。
先の読めないどんでん返しの連続、そして、読み終わったときの心にずしんとひびく人間社会へのアイロニー。
優等生ファンタジーと一線を画した本作品をシリーズでお楽しみください！

バンパイアマウンテンを逃げ出した主人公ダレンは、仲間の危機を救うため、死刑を覚悟で戻ってしまいます。知恵と勇気で闘ったダレンに、意外な運命が待ちかまえていたのです。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[とんこ]

子供向けではあるんだけど、憎い敵としか思わず咄嗟に殺した相手に人間性を見て（バンパニーズだけど）我に返るのは妙にリアリティがあった。殺さなくてもいいじゃないか、話し合おう！って語る清廉潔白な主人公ではなく、手を汚してからそれに気づく主人公である事がこのシリーズの魅力なのかな。

2024/02/07

[マッピー]

半バンパイアにふさわしいことを証明するための試練に失敗したダレンは、死刑判決を言い渡される前にバンパイア・マウンテンを逃げ出すことにした。その結果、カーダが招き入れたバンパニーズと出くわしてしまい、ダレンを心配してついてきてくれたガブナーをカーダが刺殺したところを目撃してしまう。ダレンは再びバンパイアの元に戻り、カーダの裏切りを糾弾することにした。戻れば死刑になるけれど、仲間たちを見捨てることはできなかった。さて、ダレンの運命は？そう来たか、という感じです。あれもこれも、こうなるための伏線だったのか、と。

2022/11/08

[響]

今回は色んな事が詰め込まれていて､読了後は胸が熱くなりました。ハーキャットがダレンの為に取り乱したり､狼達がダレンに協力したり､大勢の人に支えられていたダレンは幸せ者。一方で、独り闘っていたカーダのことを思うと切なくなる。

2013/02/24

[武蔵野きつね]

【読了】満身創痍のダレンはたった一人、雪の山から脱出する。バンパニーズが襲ってくる。ダレンは決死の覚悟でパンパイアマウンテンを目指す。ラストは仰天。最後まで一気読み。

2018/11/01

[Wisteria]

正義とは何なのか…。胸が苦しくなった。バンパニーズを攻撃する前にカーダの話を聞く事はできなかったのか。理解できないと決め付ける前に相手の事情に耳を傾けよ、との教訓が伝わってくる。そしてダレン元帥の誕生。急展開、ここからまた面白くなりそう。

2019/04/20