内容説明
世界中で大ヒットした英国産ダークファンタジーの超大作、第11弾!
世代を超えて大人たちもハマってしまった児童文学の最高傑作!
ダークさ満載のストーリー、不気味にキャラ立ちした登場人物の不可思議な魅力。
先の読めないどんでん返しの連続、そして、読み終わったときの心にずしんとひびく人間社会へのアイロニー。
優等生ファンタジーと一線を画した本作品をシリーズでお楽しみください!
荒れ果てた未来を見てしまった主人公ダレン。そこに君臨する闇の帝王とは誰なのか。思い悩んだダレンは生まれ故郷に向かう。いよいよクライマックスを迎えようとしているシリーズ第11弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マッピー
14
前巻でハーキャットの正体を探すために訪れた荒れ果てた世界。それは、闇の帝王が君臨した未来の世界だったことがわかる。しかも、その闇の帝王は、スティーブかダレンの勝者どちらかだと。スティーブが闇の帝王になる未来は想像がつきやすい。けれど、ダレンが闇の帝王?スティーブの邪悪さが炸裂する今作。そこでクレプスリーの最期の一言が生きてくる。「恨みに囚われた生き方をしてはならない」けれども重なる悲劇。児童文学でここまでやるか、と思ってしまった。 2023/01/29
ヤーマ
14
ダレンシャンの物語もどんどん進む。謎の男の子ダリウスが現れダレンに決断を迫る。ダレンは勝っても地獄、負けても地獄の運命に立たされて…2020/01/12
Wisteria
12
哀しいかな、物語が終盤になって来ると主要人物がバンバン死んで、限られた人物での戦いとなる。結局はダレンVSスティーブで終わるなら、仕方ないとは言え、こんなに大勢死ななくてはいけなかったのかな…。虚しくなる。そもそもこの二人は元はただの人間の少年だったのに。ハッピーエンドは有り得ないと示唆されているが、どう終わるか期待している。2020/03/13
スズコ(梵我一如、一なる生命)
11
もともとダーク系ですが、この巻は「えーここまでやるの?」ってくらいダークになりました。シャンカスとか可哀想過ぎやしませんか?最後の一冊につながる準備とはいえ、少し読んでいて辛かった。死ぬのはバンチャだろうと踏んでいたのですが、なかなかならず。(いえ、彼のことは結構好きです)2023/01/15
紅羽
8
舞台は再び全ての始まりの地、故郷へ。そこで待ち受ける運命はまたもや過酷なもの。どう転んでも悲劇的な展開ばかりが予想されますが、少しでも救いがある事を願います。2013/04/21