内容説明
世界中で大ヒットした英国産ダークファンタジーの超大作、第5弾!
世代を超えて大人たちもハマってしまった児童文学の最高傑作!
ダークさ満載のストーリー、不気味にキャラ立ちした登場人物の不可思議な魅力。
先の読めないどんでん返しの連続、そして、読み終わったときの心にずしんとひびく人間社会へのアイロニー。
優等生ファンタジーと一線を画した本作品をシリーズでお楽しみください!
主人公ダレンに、バンパイアとして一人前として認められるための厳しい試練が課せられます。瀕死の重傷を負いながらも試練をくぐり抜けたダレンですが、予想もできないことが…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とんこ
22
ダレンがバンパイヤと認められるための5つの試練を受ける事になる。この辺のくだりで5巻まるまる一冊つかわなくても、試練は1つでサクッと話を進めてほしかったな。最後の方の本筋が動き出すと面白くなった。2023/10/13
マッピー
18
子どものダレン・シャンをバンパイアにしたかどで断罪されたクレプスリーを助けるために、ダレン・シャンは力量の試練を受けることになった。試練を乗り越えたのにダレンはまた大切な人を失うことになった。ひとりは命を喪い、ひとりとは信頼を失った。ダレンが生きていこうとするだけで、誰かの命が喪われていくのはしんどいな。裏切者にもそれなりの理由があり、けれどそのために大切な人の命を奪うことには決して納得がいくわけがなく。バンパニーズたちの動きが活発化する時、ダレンはどう生きるのだろうか。いつまでも子どもではいられない。2022/10/24
スズコ(梵我一如、一なる生命)
17
思いもかけない展開が本当に得意だと思います。コイツ裏切るな、って言う予感は外させないけど、そこに至る経過が思いもかけない感じで。そして良い子であることより、彼の心意気を売りにしているので、少年は無茶苦茶な危険にいつも死を意識して飛び込んでいく。なんか私の現実っぽい。いや、無茶は強要されていないけど、私自身の準備不足でそうなるのですが。。。運命の子的な扱いのものは全然共感できないので、試練をポンポンこなすかと思ったけどそうでもない点で、うん、もうちょっと読んでみたいです(方針転換)2022/12/23
響
15
ダレンの試練は予想以上に痛々しいものばかりで読むのが辛かった。今巻で、前々から印象の良かったハーキャットが更に良い印象になった。彼は何者なのか、今後のダレンとの関わりについても楽しみ。そしてカーダの思惑は一体何なのか。2013/02/23
gerBera.m
14
地獄のような試練に立ち向かう話。どれも死んでも嫌なものばかり、それだけでなく最後がまたえらいこっちゃで、やっぱり児童書とは思えないぎりぎり感に圧倒されます。2015/12/31