天の鷹

著者名：谷口ジロー【著】

双葉社（2016/05発売）

• ISBN：9784575937992

内容説明

明治初頭、会津を追われアメリカにわたった彦三郎と万蔵は、オグララ・スー族の戦士クレージー・ホースと運命的に出会った。二人は≪天の鷹≫≪風の狼≫と名を与えられ、オグララの戦士となった。手塚治虫文化賞受賞作家谷口ジロー、渾身のサムライアクション。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[まつじん]

合掌、あるのみ

2017/04/08

[G2]

よくあるアメリカ西部もの+日本のお侍な題材で丁寧に作ってある。谷口先生はやっぱり自然描写が抜群に美しい。映画化すれば…とか一瞬考えたが、やめた。

2015/12/06

[eihuji]

ダンス・ウィズ・ウルブズや修羅の刻アメリカ西部編を彷彿させられる作品。魅力的な題材だが、語り尽くされ新鮮味も無いのでどれだけ共感できるサプライズを盛り込めるかが作品の成否に関わってくるのだと思うが、残念ながら本作は平板な一本道であった。おそらく購入から10年経っての初読だと思うが酒と違って本は寝かせても旨くはならんなぁ（

2013/01/07

[龍國竣/リュウゴク]

元会津藩の政府軍に敗れた二人の侍が、米国西部にて、原住民と共に戦う。そこには誇り高い原住民と、欲に目が眩んで、聖地を汚す白人の姿があった。そこに生きる武士道、柔術は西部の大地のように逞しい。一度は敗れた者が見せる抵抗、その姿は勇猛果敢で凛々しい。

2012/08/01