内容説明
あのとき歌った歌は、今、届いているのだろうか――クランZOOの過去を描く短編集。ダージュ、ブルーズ、エレジー、そして夜曲。4つの歌が奏でる哀しくも愛しい過去が紡がれる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ようぜん
5
短編集。ZOOメンバーの過去の話。初期の面子にはまだまだ謎が多い。カタリの恋、ピンプのアサシン時代、マリアローズのエルデンに戻るきっかけの話、本編がえらいことになってるから息抜きみたいに感じました。今と照らし合わせるとキャラに深みが出るから嫌いじゃないです。2023/05/24
YO-HEY@紅蓮ロデオ
4
ZOO古参組の話と新参組の過去話。カタリとピンプの話、やっぱ素敵よね。愛憎、どちらも抱えて辛い人たちの揺れる話。2016/09/15
紅羽
4
Zooの仲間、四人の過去を描く短編集。何だかますますマリアローズとトマトクンは謎が深まったような気もしないでもない(笑)それぞれの抱える過去は重いのですが、ラストまで読むと力がいい具合に抜けます。カタリの好感度もかなり上がりました(笑)2013/11/18
へいちょー
3
最初の話こそ、見ず知らずの人の話で感情移入する以前に読むのが苦痛だったのですが、ズーの主メンツの過去はどれも薔薇マリの世界観に相応しい陰惨なものでした。ピンパはつらいな。カタリはお人好しすぎる。そしてマリアのあのラストにはちょっと納得の行くようにはならなかったのです。マリアンヌってマリアだったのね。なるほど。何気に今までで一番面白かったかもしれないです2016/09/09
まろりん
2
マリアの性別って本当にどっちなのかな。目の見えない人が女性って感じてたなら女性かなーと思ってたんですが、最近の展開を見るといまいちわからん。無性の可能性もあるのかも。トマトクン、ピンパーネル、カタリの過去はそれぞれに重いな。カタリはそんなに重いわけでもないけど、凄くカタリらしくて良かった。肉ばかり食べてるトマトクンは可愛いw2013/11/06