内容説明
剄の力を加速的に飛躍させる違法酒密輸事件を捜査していたツェルニ都市警察とレイフォンは、偽造学生証を保持した集団に遭遇する。その中にいた赤毛の少年は――グレンダンが誇る最強傭兵集団<サリンバン教導傭兵団>三代目団長であるハイアがなぜここに? 彼の目的<廃貴族>とは? さらに、違法酒捜査の手はツェルニの生徒にまで及び、それがいくつもの運命のいたずらを引き起こすことになる…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
神太郎
9
<廃貴族>という怨念のような存在。そしてグレンダンが誇る最強の傭兵集団<サリンバン教導傭兵団>の登場。そしてそれを率いるハイアとレイフォンの確執。シャーニッドの過去。なかなかに面白い展開になってきた。そしてリーリンもどうやらグレンダンを出て、レイフォンのもとへ来るフラグが…。起承転結の起が終わり、いよいよ承へ向かう感じかな?2012/07/20
いくら丼
6
新しい土地で起こった新しい問題も、全て故郷グレンダンに繋がっていくのに因縁を感じる。そうしてこれまでの人生を乗り越えて、成長していくんだな。ちょっと巻数が先に進んだためか、感想も簡素になりつつある。とはいえシリーズを見届けたい思いもあるので、ここからは最終巻まで読了だけを出していく……かも。最終巻まで読めるかな、タイムリミット的な意味で……まあ、せっかくなので読もう。3巻はフラグが立って終わった感が強かったけど、今巻はむしろ、フラグを立てまくった感じがする。シリーズどんどん動いていく予感。楽しみ。2022/06/14
こも 旧柏バカ一代
6
この傭兵団の団長は沖縄県民なのか?ここから廃貴族って言葉が出てくるんだね。しかも神出鬼没。2019/05/26
セディ
5
シャーニッドの過去が絡んでくる巻。見所はハゲと縦ロール。ナルキが十七小隊に入って楽しくなってきたかも。シャーニッドがんばれw2010/06/11
ケンヤ
4
廃貴族ってなんか響きがカッコイイっすよね。今回はシャーニッドの話を軸にレイフォンとサリンバンが闘ったりといたる所でアクションがあって楽しかった。2016/10/14