内容説明
生田数之進(いくたかずのしん)は、不審のある藩を調べる幕府御算用者(ばくふごさんようもの)。今回は無類の狂言好き、若狭守(わかさのかみ)村芳が治める吉田藩に潜入することに。前藩主の亡霊騒動、姿を見せない奥方の謎。その裏には本家と分家の争いが!? 仕掛けられた「連環(れんかん)の計」とは、そして、鶯の鳴き声が招くのは、藩の改易か繁栄か。数之進の千両智恵が大活躍。江戸の町に桜の嵐が吹き荒れる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ベルるるる
23
主人公の数之進は密偵としての務めに心身を擦り減らし、私生活では欲深い姉二人に振り回される。欲深い姉たちではあるけれど、それぞれに才能豊かでありおまけに大変な美人。数之進の上役二人も親友一角の父親も姉たちにぞっこん。愉快だわ~!!2019/09/23
蕭白
7
主人公・数之進の真摯な姿が素敵です。好きなシリーズです。2016/05/17
kakaka@灯れ松明の火
7
今回はラブストーリーがメインかな・・・様々な人たちの、各々の恋模様がからみます。小春さんには、もっと活躍して欲しかった。たぶん、もう出てこないだろうなぁ。2011/03/19
蕭白
6
今回は花伝書の言葉がタイトルに。勉強になります。2017/04/26
はなん
5
シリーズが進むほど、おもしろくなる。これは・・・・・2009/01/20