内容説明
健一は考える。ぼくは、どうすればいいんだろう。「……わたし、しないと眠れないの」目の前の女性、冴子は言った。いったい、ぼくはどうすればいいんだろう。それは、たぶん自分が恋愛にむいていないから。いや、そもそも恋愛が何かなんて自分にはとうてい理解できないから、そんな気がする。でも、でも目の前にいる女性を泣かせるのはよくないことだと、なんとなく思う。普通の高校生・健一はクラスメイトの千夜子とプラトニックな関係を続けながら、不可思議なマンションの13階で奇妙な同居人たちとの共同生活を始める。感情を表に出さない男、刻也。一般的な感覚が欠落した芸術家、綾。そして、隣に男性がいないと落ち着かない冴子。恋という謎の答えに向かって、健一は着実に一歩一歩進んでいく……の、か? 甘く、可笑しく、切ない健一の探求の物語第二弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Merino
6
いろんな女の子が出てきて主人公らとぐだぐだしてるばかりなんだけど、なんかホントぬるま湯加減が心地よくて読み続けてしまう。今回は冴子さんのエッチ批評が良かった。そして姉が結構重要ポジだということも認識した。2018/07/24
ソラ
3
【再読】2021/05/04
加賀ますず
3
私のこと、絶対好きにならないで欲しいの。誰とでも寝ると噂の有馬冴子と1303号室を共有することになった健一。大海さんとの関係と自分の異常性に悩みながらも彼なりの答えを探していく…。どこかずっとボタンを掛け違えたまま服を着ているようなズレた感覚を得ながら、それが一体何なのか特定できない浮遊感が読書中ずっと傍らに在り続ける不思議な読者体験。形は歪でも、いやむしろ歪であればあるほど青春小説としての真髄が滲み出てくる面白さがある。2018/03/20
ソラ
3
【読メ登録以前読了作品】 内容(「BOOK」データベースより) 普通の高校生・健一はクラスメイトの千夜子とプラトニックな関係を続けながら、不可思議なマンションの13階で奇妙な同居人たちとの共同生活を始める。感情を表に出さない男、刻也。一般的な感覚が欠落した芸術家、綾。そして、隣に男性がいないと落ち着かない冴子。恋という謎の答えに向かって、健一は着実に一歩一歩進んでいく…の、か?甘く、可笑しく、切ない健一の探求の物語第二弾。 2007/05/23
ウラー
3
★★☆☆☆なんというか……感想書きにくい本です。雰囲気は悪くないのですが、感想書こうと思い返すとどこが良かったのか見えてこない。困った本です。2016/09/16
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