内容説明
冴子が倒れた--病院に駆けつける健一。綾と刻也は何も言わないが、冴子は助からないと覚悟している様子にも見えた。「大丈夫ですよね?」健一は声を荒らげるが。幽霊マンションの面々、そして健一はどうする?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ソラ
6
内容(「BOOK」データベースより) 「有馬君は一年前に死んでいたはずだった」健一は、刻也の言葉を信じられなかった。「死」その単語だけが健一の心に残った。冴子とは毎日のように一緒に寝ていた。他の誰よりも自分は冴子と話をしていたはず。そのせいで現実と齟齬があるのを感じずにはいられない。病室に招かれた健一は冴子と面会し、『誰とでも寝る女』の真相に気づく。時既に遅く、冴子は最後の願いをしてこの世を去る。別れはそれだけではなかった。綾も13階から出て行くことを決めていた。そして刻也もある決心をしていた…。 2009/04/11
ソラ
2
【整理・再読】2021/07/25
ウラー
2
★★★★☆冴子が死んだ。前巻の最終頁で倒れてから、あっという間にだった。こんなにあっさりといなくなるなんて……。これまで生きていたことが奇跡と書かれるが、読者には寝耳に水だ。/変人か普通人かの色分けをするなら、千夜子は普通人だった。変人が好きな普通人だ。彼女は健一にお似合いだったのだろうか。私にはまだよくわからない。/後日談はホタル特集。蛍子の「……世間は狭いな」は本作を象徴するセリフだと思う。2016/09/29
もちころ
2
最初はそういうものをテーマに盛り込む必要性に対して疑問を抱き苛立ちがあった。読み進むに連れて、奇妙にしんとした話だなと思った。読み終えて、これは真似できない感じの小説だな、と思った。そして若干千夜子ちゃん最後までいい感じに狂ってたな、と。2010/08/13
tomo1500
2
正直冴子の死という展開はあまりにいきなりすぎて面食らったのだが、思い返せば物凄く遠回りな伏線は張られていたなぁと納得せざるを得なかった。中盤越えた辺りからしっくりきたけど。健一が初めて自分の感情を思う存分発露させてからの展開はこれまで経験してきた出会いや別れで学んだ経験が集約していて、次から次へと伏線を回収していく様は爽快だったな。シリーズの最終章を飾るにふさわしい最終巻だった。とは言っても中の物語はまだまだ続いていくわけで、これからどうなるのかにも妄想が膨らむね。外伝の発売中止が悔やまれる。見たかった。2010/08/07
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