内容説明
健一は思う。恋って何だろう。好きって、どういうことなんだろう? それは、たぶん遠くて近い答え。掴めそうでなかなか、掴むことができない。僕たちは、だからこそ進んでいく……。普通の高校生・健一は、ある日、クラスメイトの千夜子に呼び出される。彼女からの突然の告白。さしてモテるとも思っていなかった彼の目の前に普通の高校生らしい恋愛への道が拡がる――かに思えた。が、綾という謎の女性を道で拾ったことにより、不可思議なマンションでの健一の生活がはじまる!? 甘く、可笑しく、切ない健一の愛の探求の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Merino
10
もちろんエロマンガ先生(9)でこの本に興味を持ったクチ。なにこれすごい俺好み。芸術家の不思議系お姉さんに襲われていきなり奪われちゃうとか、好きでもない女の子に告白されて付き合ったはいいけど手を出せないとか、姉との歪んだ愛とか。ぬるま湯に浸かってる感じで、だらだらずっと読んでいたくなる系。2018/07/23
とめこ
5
なかなか面白かった。簡単に言うと主人公がうっかり複数の女性と関係を持ってしまい、恋とは何だとグルグル悩むお話。1巻の時点で2人の女性(しかも一人は実姉)とエッチしちゃうラノベって凄いな。この独特な雰囲気と会話のテンポ、存在しないはずの13階の部屋というファンタジー設定は好き。こんな部屋あったらいいな。今のところ好きなキャラはいないけど、最後に登場した冴子はちょっと気になる。ボチボチ続きも読みます。2016/05/06
ソラ
5
内容(「BOOK」データベースより) 恋って何だろう。好きって、どういうことなんだろう?それは、たぶん遠くて近い答え。掴めそうでなかなか、掴むことができない。僕たちは、だからこそ進んでいく…。普通の高校生・健一は、ある日、クラスメイトの千夜子に呼び出される。彼女からの突然の告白。さしてモテるとも思っていなかった彼の目の前に普通の高校生らしい恋愛への道が拡がる―かに思えた。が、綾という謎の女性を道で拾ったことにより、不可思議なマンションでの健一の生活がはじまる!?2010/08/10
ソラ
4
【再読】2019/04/26
加賀ますず
4
恋と性欲は表裏一体であるのか否か。思春期に揺れ動く自己と他者との関係をシニカルに描く原初のライトノベルシリーズ第1弾。自分に恋愛は向いていないと自覚する主人公健一と彼を取り巻く周囲の少女達の不安定さや歪さに妙な人間味があり、更にそこへ性の描写を加えることで紙面のキャラが読者の中で肉感を持っていく過程は圧巻の一言。そしてその迫力ある性の実感描写の合間に挟まれる純恋愛の清廉さや、その清廉さ故の儚さが胸にしみる。この先に一体何があるのか。シリーズ完読したいです。2018/03/19
-
- 和書
- 人生を好転させる掃除道
-
- 和書
- 観念に到来する神について