- ホーム
- > 電子書籍
- > コミック(少年/青年)
内容説明
お伊勢さん……そこにいけば、ふたりは幸せになれる……。ドラッグ中毒に苦しむ喜多さんと、その優しき恋人・弥次さんは「お伊勢参り」の旅に出た。光と陰、生と死、妄想と現実が入り交じり、道ならぬ仲のふたりの前に、道はつづく。ご存じ弥次喜多、愛と命の道中記がはじまる!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぷるいち
12
元々ガロ系漫画は好きなものの、絵が受け付けずしりあがり寿さんは読んでいなかった。彼の個展を見たときも、そのぶっ飛び具合に「こういうのは一生分からんだろうなぁ」とも思っていたくらいですし。ただ、耐性がついたのか、色々なものを摂取して幅が出たのか、いま読むと全然ちがう。狂気そのもののようなのに、つげ義春的な大ゴマの叙情性があって、そしてギャグの精神を忘れてない。そして無駄にBL。何より、ちょっと涙ぐんでしまうくらいにストーリーもうまい。天才だと思います。あまりの混沌ぶりに、オススメはしづらいのですが……2016/10/14
豆乳くま
10
凄いなー。だんだん狂気が強まっていくよ。初めは笑っていられるけど最後は全然笑えなくなる。赤牛、特に母 赤牛がビジュアル的に凄いです。泣いちゃいそうです、恐くて。2014/05/10
魅乃乎minoco19860125
7
中々カオスです、この人の漫画は、、、面白いけど、頭が混乱すること多々あります(笑)
kanon
6
作品を一言で形容するならば”夢”という感じ。実際に夢の描写もあるけれど。終始にわたっている。脈絡も無く展開が続いていく。何かを一つでも読み取れれば良いのだけれど、読み取れる気がしない。しかしそもそも、何かを得られることを期待して読み始めてはいない。自分では考えつかない何かを見たい、それだけなのである。2020/04/25
門哉 彗遙
1
数年前に全巻大人買いして本棚に並べたまま放置していたのをやっと今日読み始めた。予備知識もなにもなしに取りかかったので、この世界観に馴染むまで時間がかかった。そう、だんだんよくなる法華の太鼓かもしれん。2022/02/20