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内容説明
霧の深い夜、幼いエドガーと乳飲み子のメリーベル兄妹は森の中に置き去りにされた。そんなふたりを見つけたのはスコッティの村を望む高台の館に住む老ハンナ・ポーだった。館に引き取られたふたりはハンナに育てられ、7年がすぎた。ある日11歳のエドガーは村の子供たちと、村人が死体の胸に木の杭を打ち込むのを目撃する。村にはバンパネラの伝説があり、迷信深い村人たちがバンパネラ退治を行っていたのだ。おびえるエドガーにハンナはバンパネラなどいないとなだめる。しばらくしてハンナの館をフランク・ポーツネル男爵が訪ねてきた。彼は恋人のシーラを妻として一族に加えるためにやって来たのだった…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
天の川
26
人であった頃のエドガーとメリーベル。エドガーがバンパネラとなることを受け入れたのは、ひたすらメリーベルを守るため。自分がバンパネラとなったことを受け入れられないエドガーは妹に幸せになってもらいたかったのに…結局は永遠に彷徨う運命に妹を伴ってしまっている。アランも然り。誰しもが真の孤独には耐えられないのだと思ってしまう。2016/05/25
k
9
エドガーとメリーベルがヴァンパネラになる前の人間の子供だった頃の話。昔何度も何度も読んだはずなのに、不覚にも、エドガーがメリーベルに忘れられてしまうことを悲しむ場面と、その後再開した二人の場面で涙が…。2017/03/22
ライム
4
第1巻はメリーベルの死とアランとの出会いで始まり、2巻がそもそものコトの起こり。ホント”凄い”所を数えだしたらきりがないけど、過去と未来を行ったり来たりのお話の並べ方も絶妙・・・と思う。ところで114ページのオズワルドはたれ目具合が生田斗真に似てませんか?2010/06/16
アルパカ
3
エドガーとメリーベルの生い立ちがわかる章。エドガーの心情を考えると胸が締め付けられるよう…。2021/04/27
中井
3
短編が何本かあったんだけど、あの女の子の目覚めの感じが繊細で、これが!レジェンド!ってなった。2020/03/15