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内容説明
ピカデリーサーカスのリージェント通りへ向かっていたエドガーとアランは、そこで殺人事件に遭遇した。訪ねて行った先のアパートで人が殺されていたのだ。そしてアパートの主ポリスター卿は行方不明になっていた。実はポリスター卿もまた、人々からバンパネラとして忌み嫌われるポーの一族の者。引き取って育てていたリリアを一族に迎え入れるために、今は場所がわからなくなったポーの村の場所と、一族の長老キングポーの行方を捜していたのだ。ポーツネル男爵夫妻を失ったためにポーの村に帰れなくなっていたエドガーは、彼からポーの村の入口を見つけたとの連絡を受けて、共に村へ帰るために訪ねてきたのだったが…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
天の川
23
唐突に別れはやって来る。『小鳥の巣』で彼らはロビン=カーを迎えに行った。『リデル・森の中』でリデルを育てたが連れては行かなかった。ポリスター卿は殺されなくてもリリアを連れていくことはできなかっただろう。一族となるには人の世と決別できる「孤独」が必要なのだと思う。人であったとき孤独ではなかったエドガーに課せられた運命の苛酷さを思う。皆がエドガーを置いていく。ポーの村の入り口は彼の前に開かれるのだろうか…2016/05/27
1039kuri
19
子供の頃読んだ時、視点はエディスだったりリデルだったりしてたのに、今読むと、老いたリデルやオービンさんの心境が分かるようになってる…。私も、もしエドガーとすれ違ったりしたら、べそべそと泣いてしまいそうだ。2016/06/06
k
10
初めて読んだとき、「はるかな国の花や小鳥」が大好きだった。40年たってもその魅力は変わらない。「エディス」でのラストでアランとエドガーはどうなってしまったのか。死ぬこともできず、永遠の14歳のままこの世界を漂い続けなければならないエドガーの孤独はどれほどのものかと思う。これで消えてしまったならそれは幸せな事なのか。今年40年ぶりの新作が出たのでこのまま突入。果たして…2017/07/16
ホレイシア
6
さて、どの巻だったかな。「グレンスミスの日記」がお気に入りだった。今でもセリフが頭をよぎる。2008/01/10
haru.
5
ショック。アラン…好きでした2014/12/14