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内容説明
1820年、エドガーは馬車の事故により瀕死の重傷を負う。彼を救ったのはその地方の領主、ヘンリー・エヴァンズ伯爵だった。手当てを受け、命を取り留めたエドガー。だが彼は、名前以外の記憶を全て失っていた。エドガーに亡き妻の面影を重ねた伯爵は、彼を館で養生させることにした。伯爵にはエドガーに興味を持つもうひとつの理由があった。先々代の伯爵オズワルドが、「エドガー及びメリーベルと名のるものがエヴァンズ家の子孫の前に現れた場合は彼らの身分・国籍・年齢いっさいにかかわらずエヴァンズ家の資産すべてを付与すべし」と遺言していたのだ。そしてまもなく、エヴァンズ伯爵家をメリーベルが訪れた…。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ばう
47
『ポーの一族』の新作を読もうと思ったら「ランプトンは語る」に関係するお話と知って復習のために引っ張り出してきました。もう40年以上前に描かれた漫画なのにちっとも色褪せていない。絵もストーリーも昔読んだ時と同じようにワクワクして読めました。やっぱりこのお話好き♡2020/12/02
ichi-papa
28
この巻あたりから、物語が収束に向かい始めます。この巻も含めて今までに出てきた様々な人がかかわりを持ち始め、さらに次の物語を紡ぎだしていきます。ちょっとスピンオフ的な作品「リデル・森の中」は、これはこれで秀逸な物語です。追記・・・全5巻の中で、この間の表紙が一番好きです。2016/04/02
天の川
22
悪意はないものの、バンパネラハントが始まる。時を超え、様々な場所に現れるエドガー達の情報が集約されていく。あぁ、ここにもそんな布石があったのね…と舌を巻く。どうしてもエドガー達は人々の心に鮮やかな印象を残してしまうのだ。この巻、『小鳥の巣』から少し執筆期間があいてしまい、絵柄が変わったのが当時とても気になった。新作はきっともっとですよね。2016/05/27
1039kuri
18
むかーし、むかし、叔母が持ってた単行本の復刻版。初めて読んだのは小学校3年生くらいだったかな。意味もよく分からないのに何故だか気になり、遊びに行くたびに読ませてもらっていました。それから幾星霜。エドガーとアランが一番美しく描かれていると思う第4巻と第5巻を購入してしまいました。どのお話も大好きですが、「ランプトンは語る」がすごくすごく好き。2016/06/05
k
10
エドガーの子孫エヴァンス家と関わる話2話と、アランの目覚めのお話。どれも印象に残るものばかり。その中でも「ランプトンは語る」が一番好きかな。時を超えて現れるエドガーに魅せられて、情報を集めようとする流れが悲劇も生む。どうかエドガーを追い詰めないでと思ってしまいます。2017/07/16