内容説明
フウキ国、王都の下町に、ひとりの魔法使いが現れた。七賢人を名のり、暴れたあげく、店を壊していったという。当然、タギが疑われた。しかし、そいつは、あの品行方正はレンにそっくり、なのだ!?このニセモノを捕まえようと、タギたちの作戦が始まった。シェイラはウェイトレス姿に、レンは女装までして……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たぶ
5
本作では一つの事件のみを扱っている。しかし、前作でおなじみのキャラを登場させ、ファンを飽きさせない。また、前作と比べると、出来事そのものよりも、キャラクターの心情により紙面がさかれている。とくに、タギやレンといった所謂’’天才’’の引き立て役として登場する’’平凡な’’魔法使いテオの内面の変化が描写されている点がおもしろかった。完全無欠のヒーローよりも、読者に近い’’凡人’’の内面を描くことで、共感を得やすくなり、またテオの感じた爽快感を読者も感じられるようになっているのだろう。2014/11/04
りん
4
★★★★★約十年ぶりの再読。ハラハラわくわくさせる展開と、格の違いと言わんばかりの能力と精神力、それぞれのキャラの魅力や脇役まで輝きをまして、楽しませてくれます。これからの展開につながる最後もいい。好きだなぁとしみじみ思いました。2014/12/30
Natsumi
3
図書館
真維奈
3
レンの女装とテオのど根性が見物の巻でした。 にしても、いつも卑屈だったり、自信がなかったりするキャラが、いざ!というときに周囲もおどろく頑張りを見せるのは、いつ読んでも「頑張んなきゃなぁ自分!!」と思わせてくれます。2012/09/13
kmori299
2
再読。全体の流れは忘れているけど、細かいシーンは覚えていて、その差が面白く感じた。ジュブナイルなんだけど年とっても面白いと思うの、自分が昔楽しんだからなんだろうか。やっぱりこれ、娘が読んでどう思うか聞きたいわー。2018/08/03
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