内容説明
フウキ国を出て、旅を続けるタギとシェイラ。龍の背骨山脈に住む火龍(かりゅう)、イェンセンのところに居すわり、二年が過ぎた。ある日、山向こうの龍の夫婦が突然とびこんできた。生まれてまもない星竜(スタードラゴン)、セフィンが家出したと言う。タギたちは、セフィンを捜してランギンの街へ行くことに。そこで魔物におそわれている娘を助けた二人は…。魔法使いタギが大活躍の人気シリーズ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Natsumi
3
図書館
たぶ
3
50年ほど料理の修業をして一流になるまで鍛えた、とさらりと言ってのけるように、龍族は悠久ともいえる時を気ままに生きれていいなぁと最初は思ったが、それはあくまで人間と比べたらに過ぎないのかもしれない。とくにこの物語は人間の視点からか書かれているからよけいそう思うのだろう。体の弱い(?)わが子を必死で心配するなど、彼らも彼ならりに、一瞬一瞬をちゃんと生きている。寿命が長いからといって一瞬の価値が低いわけでないのだと、人間と一緒になって一喜一憂する龍たちを見ていて思った。2014/11/04
kmori299
2
再読。通読後に考えると、引っかかりなく明るく楽しいのって三巻とこの巻だけなんだよね。六巻も最初の章を除けばそうだけど。なのにシリーズ全体の印象が明るいのは、この明るい時のパワーが強いからかな。とはいえこの先の伏線もチラホラ出てきてはいる。2018/08/07
真維奈
2
シェイラがセフィンに対してお姉さんぶるのが可愛くて。今回はイェンセンやセフィンなど龍族がたくさん出てきて、面白かった〜。2012/09/17
めぐみこ
2
シリーズ最愛キャラ、イェンセンがここで登場。悪戯好きなところがたまらない。マシンガントークの身としてはマヌエラのしゃべりのテンポがどうにも苦手だ。 龍の力を使わないやり方(生き方?)をセフィンに教え込むタギは…なんというか本当にお人好しだなあ。悪ぶってるけど。 風龍同士の会話が意味深。10巻後に読むと「うわ~」となる。それでも追いつきたかった、彼に見て欲しかったんだねシェイラ。