内容説明
産業金融の雄、日本興業銀行が辿った波乱万丈のドラマを描く。戦後の日本経済界を彩る幾多の人材を輩出し、日銀特融をはじめ、さまざまな危機の局面にあって、回避にむけての打開策を全力でとってきたトップ銀行。その実像を、豊かな構想力と綿密な取材の下に、実名で活写する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nekozuki
19
バブル崩壊期の山一證券救済時の描写から時間を巻き戻し、二次大戦開戦/終戦後の動乱期に産業振興銀行として活躍した興銀と興銀マンについて。実際の文書等から引用された部分もあり臨場感がある。2017/07/21
まつうら
18
日本興業銀行の戦後史を、オムニバス風に綴ったストーリー。 第一巻での興銀は戦犯銀行と目されており、興銀を潰すべきだと考えているGHQとの交渉が見ものだ。交渉の中心メンバーは、このころはまだ復興金融部長だった中山素平。持ち前の交渉力はこのころから発揮されていたのだなあと、いまさらながら感慨深いものがある。
minu tanu
2
日本興業銀行の歴史を学ぶための本。戦後混乱期の過程は読みごたえありました。2024/12/11
atseiji
2
戦後の高度経済成長を支えた銀行である。この時代だからこその企業経営だったんだろうと思う。でも、より不確実な時代になった現在でも経営は同じ。 時間のあるときにもう一度読み返してみたい。2018/05/12
ひろし
2
専門知識がないので法律とか内容がちょっと難しい部分はあるが、戦争前後の使命感に漲る人々はやはり気持ちいい。そういう書き方なんだろうけど、人間関係が非常に濃密で、上下左右、信頼感に溢れている。確かにそういう環境だと仕事も楽しいだろうなぁ。物語は始まったばかりなので、続きが楽しみ。2017/01/20
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