内容説明
税金はどのように課税するのがよいか?公共投資はどう行えばよいか?実際の政策を直視しながら、公共経済学の理論が体系的に学べるテキスト。
目次
公共経済学とは何か
公共財の供給量を決める
税の望ましい徴収方法(消費課税;所得課税)
法人税の意義
補助金の経済効果
公共料金の決め方
望ましい地方財政の姿
地方財政の分権化
公債の有効活用
年金制度の課題
効率的な公共投資のために
国際課税をどう行うか
地球環境問題
政策決定の政治的影響を考える
著者等紹介
土居丈朗[ドイタケロウ]
1970年奈良県生まれ。大阪大学経済学部卒業。東京大学大学院経済学研究科博士課程修了。経済学博士(東京大学)。慶応義塾大学経済学部専任講師、助教授などを経て、現在、財務省財務総合政策研究所主任研究官、慶応義塾大学経済学部客員助教授。これまでに、内閣府経済社会総合研究所客員研究員、カリフォルニア大学サンディエゴ校客員研究員、日本・東京商工会議所政策委員会委員などを務める
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感想・レビュー
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sdd_21
1
ついさっき1回目読了。尊敬する土居先生の本第2段。非常に基礎的な経済モデル(補助金、税金etc....)を図を用いてわかりやすく紹介。地方財政や世界経済についても言及。公務員試験にも非常にお勧めの1冊。2011/05/17
ぴっちゃん
0
一つ一つの文章は理解出来ても全体としてはやはり難しいなあ。でも経済学が興味深いことがわかった2015/06/29
まつど@理工
0
6章の説明が巧み。
NT
0
こちらも再読2012/05/25
yuno
0
入門、とはあるものの、数式やグラフを用いてきちんと説明しているので、けっこう難しかった。学部ミクロが十分にできることが前提。中身は、公共財供給から最適課税論、地方財政や公共選択論とかなり幅広くカバーしており、これを読みきれば、大学(学部)で公共経済学を勉強してました!と自信を持って言える実力はつくと思う。2012/05/24