内容説明
かつては、巨大な栄光に彩られた東方の二大専制国家、オスマン=トルコとムガールを中心に描く成立から解体の歴史。その植民地化と民族運動の嵐の中に、今なお続く苦悩と矛盾がひそむ。
目次
オスマン・トルコ帝国の成立
ムガール帝国の成立
サファヴィー朝の興亡
オスマン・トルコの衰退
ムガール帝国の終焉
イギリスのインド進出
セポイの反乱
アフガニスタン
カージャール朝
オスマン・トルコの改革
インドとパキスタン
トルコ共和国
近代イラン
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
じょあん
4
何せインドはデリー・スルタン朝あたりから、西アジアもオスマン朝の起こりから、終わりは現代まで扱って、イランやアフガニスタンも当該時期について触れているので、駆け足も駆け足。それでも全体の流れは掴みやすくなっている。セポイの反乱の経緯などは少し詳しく書かれていて興味深かった。2023/11/24
フェイ
2
トルコ・インド(11世紀以降)・イラン・アフガニスタンの成立から第二次世界大戦頃までの歴史を辿る。 一時は西洋を圧倒していたオスマントルコも近代以降は没落し、あまりの頼りなさにフランスやイギリスが肩入れするほどになった。その他の国々はそもそも西洋と出会った時から翻弄されている。 しかし、ナショナリズムが勃興したことで状況が変わり、現代にいたる複雑な独立へとつながる。その意味で本書は、9・11テロ以降の現代社会を知るのに、うってつけといえるだろう。政治におけるイスラム教の意味も含めて、学ぶ物は多い。2015/04/12
f120616
0
インドにおける帝国主義の様相、また現代につながるアフガニスタン、トルコ、イランといったイスラム教に関係している国々の成立の概要を通して把握するために役立てることが出来ました。2015/03/11
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