内容説明
政宗を万海上人の生まれかわりとする期待が大きければ大きいほど、その反動もまた大きい。生家と伊達家の滅亡をおそれ、ひそかに政宗殺害を企てる実の母と実の弟の、肉親ゆえにこそ激しく厳しい愛憎の渦巻き。だが、この試練を乗りこえなければ人間政宗の成長はなかった。政宗は涙をのんで弟を斬る！
感想・レビュー
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優希
46
政宗は大いなる期待をされていたのですね。その反動もまた多いですけれども。母と弟に殺害計画を企てさせる能力があったのでしょう。愛憎が大きいほど乗り越えなければならないのだと思います。政宗のとった行動は葛藤の結果と言えますね。2023/02/15
優希
45
実の母と弟が肉親である政宗を激しく憎んでいることに鳥肌が立ちました。万海上人の生まれ変わりだと期待されればされるほど、反動も大きいということでしょう。愛憎渦巻くからこそ乗り越えなければならない試練があるように思えてなりません。2022/04/09
しーふぉ
25
朝鮮出兵まで。黄金の磔柱やとんがり帽子の兵士など伊達者の語源の由来になるほど、人の度肝を抜くことが好きな政宗。蒲生氏郷はやっぱり良くは書かれず…分かってはいるけど残念です。2016/07/04
koba
24
★★★☆☆2012/10/28
ちび＼＼\\٩( 'ω' )و //／／
19
初の戦陣で政宗の器量を識った父輝宗は若くして隠居し、18歳で伊達家十七世を継ぎ当主となる。しかし、順風満帆かに見えた政宗に大乱の嵐は吹き乱れる。二本松城主、畠山義継の謀略に遭い輝宗は壮絶な死を遂げる。そして輝宗の重臣達の殉死。怒りに任せ戦争を起す政宗。諸侯をも巻き込み重臣達は次々と戦死していく。「敵は撃滅するのではなく調伏していくものだと教えたはずだ！お前は人を殺す為に生まれてきたのか！」一命を繋いだ政宗に師匠虎哉は烈火の如く咆哮する。そして中央では、羽柴秀吉が天下に名乗りを上げ進撃を開始していた。2019/07/03
