角川文庫 太陽の世界 １０ 黄金の湖

著者名：半村良

KADOKAWA（2014/01発売）

• ISBN：9784041375600

内容説明

諸制度も整い、都市として発達しはじめたラ・ムーに、一組の男女が訪れてきた。牧人の領域から来た武人のトブレと、妻のミルだった。ラ・ムーの少年達の教師としてまねかれたのだ。図抜けた武術の使い手のトブレは、またたく間に、ラ・ムーの人々の信望を得ていった。ところが、トブレの命をつけ狙う、カオ族の三人の男が現われたのだ。彼等はトブレを討ち果たし、武人の長の位置を奪おうとしているのだ。たとえ、卑劣な手段を用いても――。変化の時代をむかえ、ラ・ムーにも、さまざまな風が吹き荒れていった。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[松田望]

ウルトラマンなどヒーローもの番組で正義の味方が倒れる話ってテンション上がる。世間の暗黙のルールに何で自分が縛られなきゃならないんだ。自分がルールに守られていることをときどき忘れてそう考えてしまう。超常者がうろたえるのを見るのは平民の密かな喜び。

2013/02/13

[あっちゃんのパパ]

評価＝４

2008/03/19

[丰]

Y-20

2006/07/10