内容説明
かつて、南太平洋には巨大な大陸が存在していた。それはムーと呼ばれていた。そこには、想像を絶するほど高度に完成された一大文明が栄えていた。だがある日、広大で肥沃な土地に住み、完成された国家を持ち、平和な日日を送るムーの人々を、突然の災厄がおそった。大地震、大洪水、そして火山の爆発があいつぎ、そこに栄えたあらゆるものを、跡かたもなく海中に没し去ってしまったのだ――。失われた大陸・ムーの誕生から滅亡に至る2000年の歴史を描く大河ロマン。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
absinthe
20
中学のとき1巻だけ読んだ。続編が出たかどうかすら知らない。確か記憶では未完のまま終わってしまったという、ムー大陸があったという設定の長い長い年代記の第一巻だった。モアイと呼ばれるなぞの氏族と出会うエピソード。
ぶうたん
10
全80巻の予定が18巻で終わっているので、読み始めるのは躊躇するが、実際に読んでみるとプロットよりも年代記的な楽しみ方の方がふさわしそうなので、あまり問題は無い。龍が出てきたり超能力が出てきたりするので、SF風味もあるのは著者のサービス精神だろうか。言葉とが独自に工夫していて準備にも時間をかけたのかもしれない。まだまだ始まったばかりだが、完結できなかったのはやはり残念ではある。2022/07/31
山田喜三郎
4
そうか。権力というものは、こうして生まれたのか。無垢だった世界が汚れていく様が切ない。めっちゃ面白い。
洪七公
3
読了1985/04/29
まきまき
2
ほぼ30年ぶりの再読(笑)だけど、やっぱり面白い!紙媒体は絶版になって久しいので、電子化されて入手しやすくなってありがたい。素朴な信仰を持つアムの一族と、不思議な力を持つモアイの一族が出逢い、どのように社会が変容し文明が形成されていくのか・・・空想年代記の金字塔。2015/01/26
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