内容説明
タリム国の裕福なタグ家の末っ子タルボは、大人たちから子供扱いされ自由に遊びまわっていた。
しかし幼なじみで貧しい家のキロが、自分より頼りにされているのを羨ましく思うのだった。
ある日ラ・ムーの噂をきいたタルボは鳥人になる修業をしたいと思い立ち、家を飛び出し王宮のある町へ行く。
タルボは町で知り合った老人の紹介により、下働きとしてネプトの船団に乗り込むことができた。
いよいよラ・ムーを目指す旅が始まったのだ。
同時にタルボの周辺には邪悪な影がつきまとい始めていた。
何年か後タルボはラ・ムーの地を踏むことができるのだろうか。
今、少年の夢を乗せて、船は荒海に向かって出港していった。