内容説明
いったい外科医の寿山を殺した犯人は誰か？ 一方では南川外科産婦人科病院の医療ミス追及の火の手が上がる中で、妻を亡くし、交通事故で子供まで失った阿相が姿を消した。そして第二の殺人が！ 九州別府で開かれた全病経協議会総会に出席した南川が宿泊先のホテルで殺害されたのだ。奇妙にもその死体の口には、ウチワサボテンがねじこまれていた。それは何を意味するのか!? 謎が謎を呼ぶ殺人の系譜！
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
那義乱丸
4
古い文庫本を再読。空は医療ミスが発端となる事件。医療ミスにより患者を死なせたり、障害を負わせたりした病院の関係者が次々と殺されて行く。なかなかに重い内容であり3部作のラストということで読み応えもこれまで以上にある。この巻については犯人は覚えてるもののそれ以外は記憶の引き出しの中を探しまくるも一向に出てこず初読のように推理を楽しんで読んでた。2025/06/20
アヴィ
1
時期的に埼玉県の病院で起きたある有名な事件がモデルと思われるが、フィクションであるだけに自由に筆が走っている。ただ魔法陣シリーズあるあるだがとにかく長い。これだけ読んでもまだ中巻。錯綜する謎は何も繋がらす、何も解明されないままである。果たして真相は…。衝撃の下巻へ。2025/07/16
コマンドー者
1
空の魔法陣の中巻。長丁場だが、テンポ良く読めてダレないのは見事。中巻の最後にも解説がある。2024/09/01
NORI
0
斉藤栄さんの魔法陣シリーズ好きだった。
