集英社文庫 火の魔法陣 下（魔法陣シリーズ）

著者名：斎藤栄【著】

集英社（2014/08発売）

• ISBN：9784087507133

内容説明

殺人放火事件の被害者の妻が、焼却炉で死体となって発見された。彼女の書きかけの手紙から、消防副士長・有本に殺人の動機があることが判明する。しかし、当の有本は湘南で起きた車の衝突炎上という大惨事で、英雄的な人命救助活動を行ない、有本を有力容疑者とみていた捜査陣を困惑させる。一見脈絡のない“火”の事件と連続殺人が一本に結びついた時、事件はクライマックスへと燃えあがる。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[那義乱丸]

あ、そうか、水から順番に感想更新してるけどこれ、電子書籍なんだ(今頃気づいたw)私は何十年も前に買った文庫本の再読したんだけどw 前回の再読から30年以上経っていて読みながら脳内に蘇る記憶があまりに断片的過ぎて自分で自分をミスリードしてたり。上巻の序盤の登場人物の名前で(あ、この人が犯人だった気がする)ってなってしまったのもそれ。もちろん犯人は違ってた。

2025/06/12

[アヴィ]

魔法陣シリーズは水に続けて火がテーマの２作目。基本構造は水の魔法陣と同じく、火に関する社会派な問題や他にも火がテーマになっている。焼死体や怪しすぎる消防官など放火が絡む連続殺人から物語は始まる。探偵役も水に引き続き梶記者、執拗な調査が続く。下巻へ。

2025/07/15

[コマンドー者]

火に絡んだ犯罪が続発する魔法陣シリーズの２部目。１部の水の魔法陣と比べると半分くらいのページ数だが、面白さはこちらの方が上。

2024/08/01

[風花 kazahana]

順番は間違ったが 魔法陣シリーズの三作を読了。この火の魔法陣も当然面白かった。新聞記者や刑事と一緒に捜査していく疑似体験をしているような感覚。最後の最後まで犯人が分からなかったです。事件の回りのにんげんの描き方も人間臭さが詰め込まれている。斎藤栄さんの作品のファンにわたくし 成長しました！

2020/07/04

[マキマキ]

三部作の真ん中から読んじゃった

2014/05/12