出版社内容情報
角川春樹事務所創立30周年記念企画
角川春樹プロデュース
言葉に触れられた心はすこしふるえてそれまでよりも勇敢になります。
江國香織作家)
心に一篇の詩が棲む時、人生は味わいを増します。ようこそ、詩の世界へ。
「高田郁(作家)」
限りなく、沈黙に近いことばで心に寄り添ってくれる詩と優しさをみんなも私も探している。
野崎萌香(モデル/タレント)
詩には、心を解き放ってくれる力があります。力強く、優しく、私たちを支え、すべてを愛おしみ、慈しむ気持ちで満たしてくれます。詩をもっと身近に感じてほしい――そんな想いで、新たな詩集シリーズを作りました。
当代一の詩人・谷川俊太郎、「祝婚歌」で知られる吉野弘、東日本大震災直後にCMで話題になった金子みすゞ、魂のこもった歌詞で人々の心を揺さぶり続ける中島みゆきなど、全十二冊。
人気実力ともに定評のある装丁家・鈴木久美氏とイラストレーターの西淑氏による美しい造本にて、お届けいたします。
・幅広い世代に絶大な支持を集める中島みゆきをはじめ、共感しやすい詩歌を厳選。
・いま小中学校で使われている教科書、また、過去の教科書に掲載された詩を多数収録。
・ゆったりと読める大きな文字、瀟洒(しょうしゃ)な本文デザイン。
・節目を迎えられるお子様・ご友人など、大切な人への贈り物にもおすすめ。
・部屋に飾りたくなるような美しい装丁。
・おうち時間の読書にも最適です。
子供のころ教科書で読んだ懐かしい一篇との再会、一生大切にしたい一篇との新たな出会いが、ここにあります。
刊行ラインナップ
2022年4月配本予定
「谷川俊太郎詩集」
昭和、平成、令和の三時代を通して第一線で活躍を続ける国民的詩人。言葉にならないものを言葉にして、詩のよろこびと感動を与えてくれる著者の、最新自選詩集。
収録作品:二十億光年の孤独/生きる/朝のリレー/さよならは仮のことば/生まれたよ ぼく ほか
「長田弘詩集」
ある日の食卓、妻との別れなど、誰の心の中にもある風景や人生を、平易な言葉で美しくすくい取る詩人。安らぎと深い思索を深めてくれる詩の数々。
収録作品:最初の質問/おおきな木/ひとはねこを理解できない/ブドー酒の日々/ふろふきの食べかた ほか
「中島みゆき詩集」
一九七五年のデビュー以来、時代に向き合い、愛すること、生きること、そして生きていくために必要なものについて問い続ける中島みゆき。魂から湧き出る歌詞は、人生の詩そのもの。
収録作品:時代/わかれうた/空と君のあいだに/宙船(そらふね)/糸/進化樹 ほか
2022年5月配本予定
「吉野弘詩集」
ひとの営みや自然の移り変わりを、飾らない眼差しでとらえ、深く、やわらかく、誠実にうたいあげた。多くの人に愛される「祝婚歌」をはじめとした、選りすぐりの名詩。
収録作品:祝婚歌/I was born/夕焼け/奈々子に/香水 グッド・ラック/或る朝の ほか
「金子みすゞ詩集」
「私」という存在や金魚やすずめなどの小さな生き物、宇宙の成り立ちまで、詩の言葉に託し、大切な心のありかをのびやかに、ときにかなしくうたった詩の数々。
収録作品:小さなうたがい/見えないもの/土/私と小鳥と鈴と/こだまでしょうか ほか
「萩原朔太郎詩集」
人間の感情のすみずみにまで届く言葉で、人生や故郷を想う気持ちを鮮やかに歌い上げた詩人。時代を超えて立ち上がる、日本を代表する叙情詩人の名詩選集。
収録作品:殺人事件/青猫/風船乗りの夢/旅上/中学の校庭/漂泊者の歌 ほか
2022年6月配本予定
「中原中也詩集」
無頼な心をひっさげて、生き急ぐように夭折した詩人。生き方そのものが「詩(うた)」になり、その「詩(うた)」に殉じた詩人が遺した、激しさと繊細さを兼ね備えた魂の詩の数々。
収録作品:サーカス/汚れっちまった悲しみに....../含羞(はじらい)/六月の雨/春日狂想/別離 ほか
「石垣りん詩集」
家族、会社、そして社会に、ひるむことなく向き合い、自らを律して生きてきた著者。小さき者、弱き者らへの慈しみや孤家族、会社、そして社会に、ひるむことなく向き独な心情を鮮やかに解き放った代表詩など。
収録作品:契/私の前にある鍋とお釜と燃える火と/シジミ/表札/定年/空をかついで ほか
「まど・みちお詩集」
自分が自分であることを喜び、この世に存在するあらゆるものとあらゆるいのちを慈しむ詩人。誰もが知る「ぞうさん」はじめ、自然や人間への賛美のうたの数々。
収録作品:リンゴ/ぞうさん/わらいたくて ねむたくて/ほこり/ふしぎなポケット/せんねん まんねん ほか
2022年7月配本予定
「寺山修司詩集」
戦後の高度経済成長期、時代を駆け抜けていった才能。詩を中心に、短歌・俳句、歌謡曲から戯曲、未刊詩集まで。青春の痛みと優しさを包んだ寺山修司のエッセンス。
収録作品:故郷の母のことを思い出したら[時には母のない子のように]/五月の詩/空には本(抄)/田園に死す(抄)/山羊にひかれて/裏窓 ほか
「工藤直子詩集」
のはらで暮らす生き物たちの詩(うた)「のはらうた」で知られる。動植物の営みや季節の移ろい、そして心象風景を軽妙な筆致でうたいあげた言葉の数々。
収録作品:海の はじまり/ちびへび/こどものころに みた空は/てつがくのライオン/あいたくて/また あいたくて ほか
「宮沢賢治詩集」
東北の自然・風土、文学、宗教などから培われた独自の生命観をもとに、言葉とイメージを無限の宇宙まで広げ、解き放った繊細な言葉は、どれも不思議な輝きに満ちる。
収録作品:春と修羅/雲の信号/永訣の朝/青森挽歌(ばんか)/眼にて云う/[雨ニモマケズ] ほか
*収録作品は、予定です。変更する場合もあります。
内容説明
戦後の高度経済成長時代のなか、多方面で活躍し、人々を魅了した才能・寺山修司は、一人の詩人としても大きな足跡を残した。本書では、詩を中心に、短歌・俳句、歌謡詩までを厳選して収録。青春の痛みと優しさを包んだ、寺山修司のエッセンス。
目次
人生処方詩集
『マザー・グース』より
『われに五月を』より
少女詩集
短歌
俳句
その他の詩篇
歌謡詩集
著者等紹介
寺山修司[テラヤマシュウジ]
1935(昭和10)年、青森県弘前市に長男として誕生。45年、警察官の父が戦病死、母が米軍三沢基地で働く。48年、青森市立の中学に入学、文芸部で詩や俳句を創作。51年、青森県立青森高校入学。新聞部・文芸部に入り、詩や短歌を発表。この頃「東奥日報」などに俳句を投稿、学生の俳句大会を主催。54年、俳句雑誌「牧羊神」創刊。早稲田大学教育学部国語国文学科入学。「チエホフ祭」で「短歌研究」新人賞受賞。翌年、処女戯曲「忘れた領分」執筆。57年、作品集『われに五月を』、翌年、歌集『空には本』。谷川俊太郎の勧めでラジオドラマも書き始める。60年、劇団四季で「血は立ったまま眠っている」が上演。女優・九條映子と知り合う。競馬場は通い始める。大江健三郎らと「若い日本の会」に参加。評論・戯曲・詩歌を様々なメディアに発表。64年、塚本邦雄らと青年歌人を組織。この頃ラジオ・テレビドラマで芸術祭奨励賞など受賞。67年、横尾忠則や九條映子らと演劇実験室「天井棧敷」を設立。69年、渋谷に天井棧敷館落成。作詞した「時には母のない子のように」がヒット。71年、映画『書を捨てよ町へ出よう』でサンレモ映画祭グランプリ。パリなどで「邪宗門」他上演、映画や演劇の創作活動が評価され、時代の寵児に。76年、『田園に死す』でカンヌ映画祭審査員特別賞。83年、5月4日逝去。享年47歳。死後、三沢市に寺山修司記念館が開館(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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