早瀬晋三評 『記念碑に刻まれたドイツ-戦争・革命・統一』松本彰著 【プロの読み手による 書評空間】
書評者 早瀬晋三(大阪市立大学(歴史学))※「書評空間」2013年3月5日より 東西ドイツの統一から丁度1年後の1991年10月3日に、ブランデンブルク門を見に行った著者松本彰は、「統一後にドイツ人の歴史意識がどのように変化していくか確かめたいと思い…
2013.03.15 人文 ドイツ 歴史
川口有美子評 『わたしは目で話します』たかおまゆみ著 【プロの読み手による 書評空間】
書評者 川口有美子(アドボケイト)※「書評空間」2013年3月3日より「伝えることをあきらめない」 著者のたかおまゆみさんとは何度かお会いしたことがある。 都内のALS患者さんのお宅に見学に来られた時、同席したのが最初の出会い。車椅子から立ちあ…
2013.03.13 ALS 社会 介護保障
【新聞書評ピックアップ:今週の1冊】 建築家とモダニズム建築物について。『冥府の建築家―ジルベール・クラヴェル伝』『残すべき建築―モダニズム建築は何を求めたのか』(2月24日 毎日新聞)
「新聞書評ピックアップ:今週の1冊」2月24日(日)の新聞に掲載された書評から、注目の本をご紹介します。今回は新宿本店ツイッターで紹介しておりました毎日新聞掲載の『冥府の建築家―ジルベール・クラヴェル伝』と『残すべき建築―モダニズム建築は何を求めたのか』の…
2013.02.25 アート 建築
夢見て行い 考えて祈る『三つ星レストランの作り方』【ノンフィクションはこれを読め!HONZ】
開業から1年5ヶ月、史上最速でミシュラン三つ星を獲得した天才シェフ・米田肇の物語。HONZは原則として新刊発行後3ヶ月以内にレビューするという掟がある。早く読まないとだめなのであるが、書こうと思って買ったのに、ぐずぐずと読まずにいてしまうことがある…
2013.02.19 社会 ミシュランガイド 料理
【新聞書評ピックアップ:今週の1冊】 著者の言葉が心に滲みる一冊。 『東北の再発見 民衆史から読み直す』(2月17日 東京新聞)
「新聞書評ピックアップ:今週の1冊」2月17日(日)の新聞に掲載された書評から、注目の1冊をご紹介します。今回は新宿本店ツイッターで紹介しておりました東京新聞掲載の『東北の再発見 民衆史から読み直す』です。[今朝の新聞より]最後は「東京」から、色川大吉…
2013.02.18 新聞書評 東北 歴史
【新聞書評ピックアップ:今週の1冊】 生と死の深みに突き刺さる超リアリズム 。『冷血』(上・下)(2月10日 毎日新聞)
「新聞書評ピックアップ:今週の1冊」2月10日(日)の新聞に掲載された書評から、注目の1冊をご紹介します。今回は新宿本店ツイッターで紹介しておりました毎日新聞掲載の『冷血』(上・下)です。[今朝の新聞より]「毎日」からは、もう何度目かの書評欄登場となり…
2013.02.12 文学
阿部公彦評 『説得』ジェーン・オースティン作、中野康司訳 【プロの読み手による 書評空間】
書評者 阿部公彦(東京大学(英米文学))※「書評空間」2013年1月27日より「驚嘆すべき地味さ」 卒論や修論のテーマが話題になる季節である。英文学界隈で相変わらず人気を保っているのは、シェイクスピアとならんでジェーン・オースティン。今年はおな…
2013.02.08 文学
石村清則評 『ハーバード白熱日本史教室』北川智子著 【プロの読み手による 書評空間】
書評者 石村清則(パリ国際学校・国際バカロレア日本語学科)※「書評空間」2013年1月24日より「ハーバード生を魅了した授業!」 『ハーバード白熱日本史教室』というタイトルを見て、マイケル・サンデル教授の二番煎じかと思ったのだが、内容は全く違った…
2013.02.06 歴史学
【新聞書評ピックアップ:今週の1冊】 著名社会学者がいきいきと語る、みずからの生の軌跡。 『日高六郎・95歳のポルトレ』(2月3日 毎日新聞)
「新聞書評ピックアップ:今週の1冊」2月3日(日)の新聞に掲載された書評から、注目の1冊をご紹介します。今回は新宿本店ツイッターで紹介しておりました毎日新聞掲載の『日高六郎・95歳のポルトレ』です。[今朝の新聞より]今度はまた別のラインを。思想、あるい…
2013.02.04 人文 社会 新聞書評
早瀬晋三評 『日本統治時代台湾の経済と社会』松田吉郎編著 【プロの読み手による 書評空間】
書評者 早瀬晋三(大阪市立大学(歴史学))※「書評空間」2013年1月22日より 本書は、兵庫教育大学東洋史研究会を前身とする史訪会の会員13名からなる論文集で、「新たな研究成果を盛り込んで体系的に日本統治時代台湾の社会経済史を述べる必要がある」との…
2013.02.02 社会 台湾 歴史