【新聞書評ピックアップ:今週の1冊】 誇り高く優雅な「占領下の観察」。 『フランス組曲』(12月16日 毎日新聞)
「新聞書評ピックアップ:今週の1冊」12月16日(日)の新聞に掲載された書評から、注目の1冊をご紹介します。今回は新宿本店ツイッターで紹介しておりました毎日新聞掲載の『フランス組曲』です。[今朝の新聞より]「毎日」「東京」ダブル登場からまずは。イレーヌ…
2012.12.17 第二次世界大戦
岡井崇之評 『人種とスポーツ――黒人は本当に「速く」「強い」のか』川島浩平著【プロの読み手による 書評空間】
書評者 岡井崇之(東洋英和女学院大学国際社会学部)※「書評空間」2012年12月4日より「黒人の身体能力神話を解体する」 スポーツの国際大会の中継を見ていると、「黒人選手は身体能力が高い」という表現が実況のアナウンサーや解説者の口から頻繁に聞か…
2012.12.14 スポーツ
上田宙評 『世界の美しい欧文活字見本帳 ― 嘉瑞工房コレクション』嘉瑞工房著【プロの読み手による 書評空間】
書評者 上田宙(編集者)※「書評空間」2012年12月4日より「良い組版ってなに?」 パソコンとともにワープロソフトが普及し、だれもが自分で文字を組んで文章を発表できるようになった。文章に合ったフォントを選び、強調したい部分には「太字」を使い、ち…
2012.12.12 アート 組版
【新聞書評ピックアップ:今週の1冊】 外部の価値感に惑わされて自分に与えられた孤独を汚していないか。 『ことり』(12月9日 読売新聞)
12月9日(日)の新聞に掲載された書評から、注目の1冊をご紹介します。今回は読売新聞で湯本香樹実さんが紹介しておられました、小川洋子さんの『ことり』です。この本は11月25日東京新聞の書評でも取り上げられています。また、11月10日に放送されたTBS系テレ…
2012.12.10 文学 メディアで紹介 売れてる! 感動の一冊 新聞書評
朱野帰子評『孤独なバッタが群れるとき―サバクトビバッタの相変異と大発生』 前野ウルド浩太郎著 【プロの読み手による 書評空間】
書評者 朱野帰子(小説家)※「書評空間」2012年11月26日より バッタ。バッタに興味ありませんか? あまりない。ほとんどない。まったくない。むしろ苦手だ。見るのも嫌だ...。そんなあなたにとって、この本は、ぱらりと開いたその日からバッタが、いや…
2012.12.05 サイエンス バッタ
【新聞書評ピックアップ:今週の1冊】 過大な期待戒め、吟味。『経済学に何ができるか―文明社会の制度的枠組み』(12月2日 東京新聞)
「新聞書評ピックアップ:今週の1冊」12月2日(日)の新聞に掲載された書評から、注目の1冊をご紹介します。今回は新宿本店ツイッターで紹介しておりました東京新聞掲載の『経済学に何ができるか―文明社会の制度的枠組み』です。[今朝の新聞より]「日経」「東京」…
2012.12.03 社会 経済学
今井顕評 『ベートーヴェン』平野昭著 【プロの読み手による 書評空間】
書評者 今井顕(ピアニスト、国立音楽大学大学院)※「書評空間」2012年11月19日より 「作曲家 人と作品シリーズ」の中の一冊だ。9月に刷り上がったばかりだから、ベートーヴェンの伝記として、現時点では世界でもっとも新しいものだろう。ベートーヴェンの…
2012.12.01 ベートーヴェン 音楽
『ひとの目、驚異の進化』エイリアンは黒人と白人を見分けられない【ノンフィクションはこれを読め!HONZ】
視覚ー進化ー脳をめぐる、最新の発見や考察をとおして、ひとの目の驚くべき4つの能力を解き明かす。本書で進化理論神経科学者マーク・チャンギージーの論理展開を堪能し終える頃には、あなたの世界の見方は一変しているだろう。難解な科学的事実に対する分かりやすい…
2012.11.28 サイエンス 脳 視覚
【新聞書評ピックアップ:今週の1冊】近代を超え"人のありよう"に迫る。『私の歌舞伎遍歴―ある劇評家の告白』(11月25日 毎日新聞)
「新聞書評ピックアップ:今週の1冊」11月25日(日)の新聞に掲載された書評から、注目の1冊をご紹介します。今回は新宿本店ツイッターで紹介しておりました毎日新聞掲載の『私の歌舞伎遍歴』です。[今朝の新聞より]「毎日」からは、渡辺保さんの『私の歌舞伎遍歴…
2012.11.26 歌舞伎
近代ナリコ評 『わたしの献立日記』沢村貞子著 【プロの読み手による 書評空間】
書評者 近代ナリコ(文筆家)※「書評空間」2012年11月10日より 今夜の献立をどうするか。 ご飯のしたく=料理をすること、と、人のつくったものを食べるだけの人は考えるようだが、献立の決定と材料の調達からそれははじまっていて、しかも、連綿とつづ…
2012.11.24 くらし